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双信電機のTOBによる上場廃止と配当金、株主の今後について(TOB価格480円)

2024.03.25

双信電機が上場廃止になる理由について

2024年3月25日、釜屋電機(非上場)は双信電機(6938)に対してTOB(株式公開買い付け)を行うと発表しました。

釜屋電機が双信電機の残りの株を全部買い取って非公開にするため、双信電機は上場廃止になる予定です。

双信電機の株主は、TOBに参加して保有株を買い取ってもらうか、もしくは株式市場で売却できます。

双信電機のTOBの条件とスケジュール(日程)について

(1)TOB価格・・・480円
(2)TOB期間・・・2024年3月26日(火)から5月9日(木)まで
(3)決済の開始日・・・2024年5月16日(木)
(4)買付予定株数・・・上限なし、下限202万7024株
(5)証券会社・・・野村證券
(6)配当・・・TOB成立を条件に無配

TOB価格480円、TOB期間は2024年3月26日(火)から5月9日(木)までの30営業日です。2024年12月期の配当金については、TOB成立を条件に無配になります。

双信電機の今後の株価について

・3月25日:311円
・3月26日:391円(+80)
・3月27日:471円(+80)
・3月28日:480円(+9)

3月25日終値311円。26日以降に株価が上昇し、TOB価格にサヤ寄せする予定です。

その後は上場廃止まで横ばいが続く見込みです。28日にTOB価格付近に到達するでしょう。

TOBに参加するメリットについて

メリットはTOB価格480円で買い取ってもらえること、手続きを経験できることです。

具体的には、双信電機の株を購入した証券会社から野村證券に移管して(移動して)売却します。

TOBに申し込むと、2024年5月16日以降に投資資金が戻ってきます。

双信電機の配当金について

双信電機の配当金について

双信電機は12月決算企業です。毎年6月末に中間配当、12月末に期末配当の権利がもらえます。

2024年12月期の配当金については、TOB成立を条件に無配になります。前回予想は中間配当1株2円、期末配当1株2円の計4円でした。

ただし、配当金がなくなるのはTOB成立が条件ですから、不成立となった場合は元に戻る可能性があります。

双信電機の株主の今後について

双信電機月足チャート

双信電機月足チャート

月足チャートです。TOB価格の水準に黄色の線を引いています。黄色の線より低い水準で買った株主は含み益、高い水準で買った株主は含み損の状態です。

仮に双信電機の上場廃止が決定すると、株主の損益も確定します。

(1)含み益の投資家・・・TOB参加
(2)資金回収を急ぐ投資家・・・夜間取引または株式市場で売却

(1)TOBに参加するには野村證券の口座が必要です。口座がある方は試してみてください。

(2)3月27日の夜間取引から売却できます。SBI証券や楽天証券、松井証券で買った方は試してみてください。その他の方は28日の株式市場で売却できます。

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