(期間決定)グラフィコのTOBによる上場廃止と株主優待、株主の今後について(TOB価格3,800円)
グラフィコが上場廃止になる理由について
2024年3月28日、チャーチ アンド ドワイト(米国)がグラフィコ(4930)に対してTOB(株式公開買い付け)を行うと発表しました。
チャーチアンドドワイトがグラフィコの株を全部買い取って非公開にするため、グラフィコは上場廃止になる予定です。
グラフィコの株主は、TOBに参加して保有株を買い取ってもらうか、もしくは株式市場で売却できます。
グラフィコのTOBの条件とスケジュール(日程)について
(1)TOB価格・・・3,800円
(2)TOB期間・・・2024年4月15日(月)から5月29日(水)まで
(3)決済の開始日・・・2024年6月5日(水)
(4)買付予定株数・・・上限なし、下限66万7200株
(5)証券会社・・・野村證券
(6)優待・・・未定
TOB価格3,800円、TOB期間は2024年4月15日(月)から5月29日(水)までの30営業日です。
グラフィコの今後の株価について
株価が上昇し、TOB価格にサヤ寄せしました。
今後、上場廃止まで横ばいが続く見込みです。
TOBに参加するメリットについて
メリットはTOB価格3,800円で買い取ってもらえること、手続きを経験できることです。
具体的には、グラフィコの株を買った証券会社から野村證券に移管して(移動して)売却します。
TOBに申し込むと、2024年6月5日以降に投資資金が戻ってきます。
グラフィコの株主優待について
(商品券)
(1)対象となる株主・・・毎年6月30日現在の株主名簿に記載または記録された100株以上保有の株主
(2)株主優待の内容
・100株以上・・・商品券6,000円相当
グラフィコの株主優待は、通販サイトで使える商品券です。毎年6月末の株主は年1回、優待がもらえます。
次回、2024年6月優待については未定です。権利付き最終日は2024年6月26日(水)です。
グラフィコの株主の今後について
(1)含み益の投資家・・・TOB参加
(2)資金回収を急ぐ投資家・・・すでに売却済み
(3)優待投資家・・・別の銘柄に乗り換える
(1)TOBに参加するには野村證券の口座が必要です。口座がある方は試してみてください。
(2)急ぐ投資家は、すでに売却済みでしょう。
(3)上記のスケジュール通りに進むと、権利付き最終日までにTOBの結果がわかります。どこかで優待の存続および廃止の発表があるでしょう。
グラフィコは上場廃止予定ですから、優待廃止が決定した時点で別の銘柄に乗り換えます。