しまむらの株式分割と配当金、株主優待、株主への影響について
しまむらの株式分割の主なポイントについて
2023年12月25日、「ファッションセンターしまむら」でおなじみ、東証プライム上場のしまむら(8227)が株式分割を発表しました。
・株式分割は「1→2」
・2025年2月期の中間配当から影響あり
・株主優待は実質拡充
詳細は以下の通りです。
しまむらの株式分割の詳細について
しまむらは2024年2月20日を基準日として、「1→2」の株式分割を行います。
現在100株の株主は、株式分割によって200株に増加します。ただし、全体の投資資金は変わりません。
(分割前)株価16,000円×100株=(分割後)株価8,000円×200株=資金160万円
株数が2倍に増えても株価が2分の1になるので、投資資金は160万円で変わりません。
2024年2月19日から株価が2分の1になります。16日(金)までが分割前の株価、19日(月)から分割後の株価です。
しまむらの配当金への影響について
しまむらは2月20日決算企業です。毎年8月20日に中間配当、翌年2月20日に期末配当の権利がもらえます。
しまむらの配当金について
・2024年2月期の中間配当(23年8月)・・・1株130円
・2024年2月期の期末配当(24年2月)・・・1株140円
・2025年2月期の中間配当(24年8月)・・・1株65円(仮)
2025年2月期の中間配当から分割後の株主が対象になります。2024年2月期の期末配当については、1株140円を予定しています。
分割前100株の株主(2024年2月期の中間配当)
配当金130円×100株=13,000円
分割前100株の株主の場合、配当金は13,000円(税込)もらえました。
分割後200株の株主(2025年2月期の中間配当)
配当金65円×200株=13,000円
同じ株主が2025年2月期の中間配当をもらうケースです。仮に前期と同じ配当水準を続けるなら、1株あたりの配当金が減っても株数が増えているので、もらえる金額は変わりません。
なお、業績の変動によって配当金額も変わります。1株65円になるとは限りません。
しまむらの株主優待について
(買物券)
(1)対象となる株主・・・毎年2月20日現在の株主名簿に記載または記録された100株以上保有の株主
(2)株主優待の内容
・100株以上・・・買物券2,000円相当
・1,000株以上・・・買物券4,000円相当
・3,000株以上・・・買物券6,000円相当
・5,000株以上・・・買物券10,000円相当
しまむらの株主優待は買物券です。毎年2月20日の株主は年1回、優待がもらえます。
今回の株式分割により、優待内容を変えずに継続することを決定しました。分割後の株主も同じ優待がもらえるので、実質的な優待拡充になります。
ただし、次回の2024年2月優待については、分割前の株主が対象です。権利付き最終日は2024年2月16日(金)です。優待がほしい方は2月16日までに買えば間に合います。
しまむらの優待をもらうための投資資金について
・株価8,000円×100株=80万円(2,000円相当)
・株価8,000円×1,000株=800万円(4,000円相当)
・株価8,000円×3,000株=2,400万円(6,000円相当)
・株価8,000円×5,000株=4,000万円(1万円相当)
しまむらの優待をもらうためには80万円の資金が必要です。
分割後の株主は、分割前の半分の資金で優待がもらえる可能性があります。2025年2月まで待つことができるなら、分割後に株主になってみてはいかがでしょうか。