三菱商事の株式分割と配当金、株主への影響について
三菱商事の株式分割の主なポイントについて
2023年11月2日、東証プライム上場の三菱商事(8058)が株式分割を発表しました。
・株式分割は「1→3」
・2024年3月期の期末配当から影響あり
詳細は以下の通りです。
三菱商事の株式分割の詳細について
三菱商事は、2023年12月31日を基準日として、「1→3」の株式分割を行いました。
現在100株の株主は、株式分割によって300株に増加します。ただし、全体の投資資金は変わりません。
(分割前)株価10,500円×100株=(分割後)株価3,500円×300株=資金105万円
株数が3倍に増えても、株価が3分の1になるので、投資資金は105万円で変わりません。
2023年12月28日から株価が3分の1になりました。27日(水)までが分割前の株価、28日(木)から分割後の株価です。
三菱商事の配当金への影響について
三菱商事は3月決算企業です。毎年9月末に中間配当、翌年3月末に期末配当の権利がもらえます。
三菱商事の配当金について
・2024年3月期の中間配当(2023年9月)・・・1株105円
・2024年3月期の期末配当(2024年3月)・・・1株35円
2024年3月期の期末配当から分割後の株主が対象になります。中間配当は1株105円に決定しました。
期末配当は1株35円です。株式分割前で1株105円ですから、中間配当と実質的に変わりません。
分割前100株の株主(2024年3月期の中間配当)
配当金105円×100株=10,500円
分割前100株の株主の場合、配当金は10,500円(税込)もらえました。
分割後300株の株主(2024年3月期の期末配当)
配当金35円×300株=10,500円
同じ株主が2024年3月期の期末配当をもらうケースです。1株あたりの配当金が減っても株数が3倍に増えているので、中間配当ともらえる金額は変わりません。
分割後100株の株主(2024年3月期の期末配当)
配当金35円×100株=3,500円
分割後に100株買うと、配当金が3,500円(税込)もらえます。
2024年3月期の期末配当の権利付き最終日は2024年3月27日(水)です。