スギHDの株式分割と配当金、株主優待、株主への影響について
スギホールディングスの株式分割の主なポイントについて
2023年12月26日、スギ薬局でおなじみ、東証プライム上場のスギホールディングス(7649)が株式分割を発表しました。
・株式分割は「1→3」
・2025年2月期の中間配当から影響あり
・2025年2月優待から分割後の株主が対象
詳細は以下の通りです。
スギホールディングスの株式分割の詳細について
スギホールディングスは2024年2月29日を基準日として、「1→3」の株式分割を行います。
現在100株の株主は、株式分割によって300株に増加します。ただし、全体の投資資金は変わりません。
(分割前)株価6,000円×100株=(分割後)株価2,000円×300株=資金60万円
株数が3倍に増えても株価が3分の1になるので、投資資金は60万円で変わりません。
2024年2月28日から株価が3分の1になります。27日(火)までが分割前の株価、28日(水)から分割後の株価です。
スギホールディングスの配当金への影響について
スギホールディングスは2月決算企業です。毎年8月末に中間配当、翌年2月末に期末配当の権利がもらえます。
スギホールディングスの配当金について
・2024年2月期の中間配当(23年8月)・・・1株40円
・2024年2月期の期末配当(24年2月)・・・1株40円
・2025年2月期の中間配当(24年8月)・・・1株13.33円(仮)
2025年2月期の中間配当から分割後の株主が対象になります。2024年2月期の期末配当については1株40円を予定しています。
分割前100株の株主(2024年2月期の期末配当)
配当金40円×100株=4,000円
分割前100株の株主の場合、配当金は4,000円(税込)もらえます。
分割後300株の株主(2025年2月期の中間配当)
配当金13.33円×300株=3,999円
同じ株主が2025年2月期の中間配当をもらうケースです。仮に前期と同じ配当水準を続けるなら、1株あたりの配当金が減っても株数が増えているので、もらえる金額はほぼ変わりません。
ただ、単純に40円を3分割すると割り切れないため、配当金として現実的な数字ではありません。1株13.33円ではないでしょう。
スギホールディングスの株主優待について
(優待券)※分割前
(1)対象となる株主・・・毎年2月末現在の株主名簿に記載または記録された100株以上保有の株主
(2)株主優待の内容
・100株以上・・・優待券3,000円相当
・1,000株以上・・・優待券5,000円相当
スギホールディングスの株主優待は、店舗で使える優待券です。毎年2月末の株主は年1回、優待がもらえます。優待券はギフトセットやカタログギフトとの交換も可能です。
2025年2月優待から分割後の株主が対象になります。次回、2024年2月優待については分割前の株主が対象です。権利付き最終日は2024年2月27日(火)です。優待がほしい方は2月27日までに買えば間に合います。
なお、分割後の優待内容については未定です。後日発表されます。