タスキと新日本建物の経営統合による上場廃止と株主の今後について(2024年3月28日廃止)
タスキと新日本建物の経営統合の詳細について
2023年11月16日、東証グロース上場のタスキ(2987)とスタンダード上場の新日本建物(8893)が経営統合を発表しました。
・両社は2024年3月28日廃止
・2024年4月1日に新会社「タスキホールディングス」上場
・タスキ「2.24」、新日本建物「1」
タスキと新日本建物は2024年3月28日(木)に上場廃止となり、4月1日(月)から新会社「タスキホールディングス」が上場します。最終売買日は3月27日(水)です。
重要な比率は、タスキ「2.24」に対して、新日本建物「1」です。上場廃止後にタスキ1株は新会社2.24株、新日本建物1株は新会社1株にそれぞれ換わります。
例えば、タスキ100株は新会社224株です。新会社は100株単位で取引するので、24株が単元未満株です。
(2024年3月27日まで)タスキ100株
(2024年4月1日から)タスキホールディングス224株
単元未満株は、SBI証券やマネックス証券、auカブコム証券などのネット証券を利用すれば普通に売買できます。単元未満株でも株数に応じて配当金がもらえます。
タスキと新日本建物の株価について
両社の株価は「2.24」と「1」に近づくように動きます。この現象をサヤ寄せといいます。
11月16日時点でタスキ1,385円、新日本建物610円でした。タスキが割高、新日本建物が割安の状態です。ただし、両社の株価は常に動くので
・タスキ2,240円、新日本建物1,000円
・タスキ1,120円、新日本建物500円
という組み合わせもあります。
サヤ寄せが終わると、今度はタスキと新日本建物の株価が連動します。
どちらかの株価が上がれば、もう一方の株価が上がる。どちらかが下がれば、もう一方も下がる。この傾向が上場廃止まで続く見込みです。