(追記あり)中央化学のTOBによる上場廃止と株主の今後について(2023年3月16日廃止)
2022年11月14日、東証プライム上場のセンコーグループホールディングス(9069)は中央化学(7895)に対してTOB(株式公開買い付け)を行うと発表しました。
今回のTOBは、主要株主向けの(第1回)と一般投資家向けの(第2回)に分けて行われます。
TOB(第2回)の条件について
(1)TOB価格418円
(2)TOB期間・・・2022年12月21日(水)から2023年2月7日(火)
(3)決済の開始日・・・2023年2月14日(火)
(4)買付予定株数・・・上限なし、下限なし
(5)証券会社・・・東海東京証券
TOB価格418円、TOB期間は2022年12月21日(水)から2023年2月7日(火)までの30営業日です。
手続きが順調に進むと、中央化学は上場廃止になります。中央化学の株主はTOBに参加して保有株を買い取ってもらうか、もしくは株価が418円に近づいたら株式市場で売却できます。
中央化学の今後の株価について
日付 | 株価 | 前日比 |
---|---|---|
11/14 | 326 | - |
11/15 | 406 | +80 |
11/16 | 418 | +12 |
11月15日終値406円。株価が急騰し、第2回TOB価格にサヤ寄せしています。16日にTOB価格に到達し、その後は上場廃止まで横ばいが続く見込みです。
TOBに参加するメリットについて
メリットはTOB価格418円で買い取ってもらえること、手続きを経験できることです。
具体的には、中央化学株を購入した証券会社から東海東京証券に移管して(移動して)売却します。2023年2月14日以降に投資資金が戻ってきます。
中央化学の株主の今後について
中央化学月足チャート
月足チャート5年分です。第2回TOB価格の水準に黄色の線を引いています。
2019年~2021年に買った株主の中に含み損の方が多いです。仮に中央化学の上場廃止が決定すると、投資家の損益も確定します。
(1)含み益の投資家・・・TOB参加
(2)資金回収を急ぐ投資家・・・すでに売却済み
(3)含み損の投資家・・・TOB価格引き上げを期待
(1)TOBに参加するには、東海東京証券の口座が必要です。口座がある方は試してみてください。
(2)TOB発表が11月14日のため、すでに30日以上経過しています。おそらく、多くの方が売却したと思われます。
(3)ダメ元で期待したいです。
(追記)中央化学の上場廃止日決定
中央化学の上場廃止までのスケジュールが決定しました。
上場廃止日は2023年3月16日(木)、売買最終日は3月15日(水)です。
中央化学の株主は、売買最終日までに売却しないと、418円で強制買い取りとなります。3月20日以降、「418円×株数」の投資資金が戻ってきます。
株主のみなさん、どうもお疲れさまでした。