(追記あり)シック・ホールディングスのTOBによる上場廃止と株主の今後について(2022年4月12日廃止)
2022年1月18日20時45分、東証1部上場の光通信(9435)がシック・ホールディングス(7365)に対して、TOB(株式公開買い付け)を行うと発表しました。
TOBの条件について
(1)TOB価格・・・730円
(2)TOB期間・・・2022年1月19日(水)から3月3日(木)まで
(3)決済の開始日・・・2022年3月10日(木)
(4)買付予定株数・・・上限なし、下限626万6500株
(5)証券会社・・・SBI証券
TOB価格730円、TOB期間は2022年1月29日(水)から3月3日(木)までの30営業日です。
手続きが順調に進むと、シック・ホールディングスは上場廃止になります。
シック・ホールディングスの株主はTOBに参加して保有株を買い取ってもらうか、もしくは株価が730円に近づいたら株式市場で売却できます。
シック・ホールディングスの今後の株価について
日付 | 株価 | 前日比 |
---|---|---|
1/18 | 510 | - |
1/19 | 610 | +100 |
1/20 | 710 | +100 |
1/21 | 730 | +20 |
1月19日終値610円。TOB価格にサヤ寄せしています。
今後、TOB価格付近まで上昇し、何もなければ上場廃止まで横ばいが続く見込みです。1月21日にTOB価格に到達するでしょう。
TOBに参加するメリットについて
メリットはTOB価格730円で買い取ってもらえること、TOBの手続きを経験できることです。
具体的には、シック・ホールディングスの株を購入した証券会社から、SBI証券に移管して(移動して)売却します。2022年3月10日以降に投資資金が戻ってきます。
シック・ホールディングスの株主の今後について
シック・ホールディングス月足チャート
月足チャートです。TOB価格の水準に黄色の線を引いています。
2021年7月~9月に買った株主の中に含み損の方がいます。仮にシック・ホールディングスの上場廃止が決定すると、投資家の損益も確定します。
(1)含み益の投資家・・・TOB参加
(2)資金回収を急ぐ投資家・・・夜間取引または株式市場で売却
(3)含み損の投資家・・・TOB価格の引き上げを期待
(1)TOBに参加するには、SBI証券の口座が必要です。口座がある方は試してみてください。
SBI証券でシック・ホールディングスを買った方は移管しなくて良いので、そのままTOBの手続きに申し込むことができます。
(2)1月20日夜間取引から売却できます。SBI証券、楽天証券、松井証券で買った方は試してみてください。その他の方は21日の株式市場で売却できます。
(3)ダメ元で期待したいです。
(追記)シック・ホールディングスの上場廃止日決定
シック・ホールディングスの上場廃止までのスケジュールが決定しました。
上場廃止日は2022年4月12日(火)、最終売買日は4月11日(月)です。
シック・ホールディングスの株主は、売買最終日までに売却しないと、730円で強制買い取りとなります。4月14日以降、「730円×株数」の投資資金が戻ってきます。
株主のみなさん、どうもお疲れさまでした。