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理研コランダムのTOBによる上場廃止と配当金、株主の今後について(TOB価格5,100円)

2024.08.08

2024年8月8日、東証プライム上場のオカモト(5122)は、スタンダード上場の理研コランダム(5395)に対して、TOB(株式公開買い付け)を行うと発表しました。

理研コランダムが上場廃止になる理由について

親会社のオカモトが、理研コランダムの残りの株を全部買い取って非公開にするため、理研コランダムは上場廃止になる予定です。

理研コランダムの株主は、TOBに参加して保有株を買い取ってもらうか、もしくは株式市場で売却できます。

理研コランダムのTOBの条件とスケジュール(日程)について

(1)TOB価格・・・5,100円
(2)TOB期間・・・2024年8月9日(金)から9月24日(火)まで
(3)決済の開始日・・・2024年10月1日(火)
(4)買付予定株数・・・上限なし、下限13万2384株
(5)証券会社・・・みずほ証券、楽天証券
(6)配当・・・TOB成立を条件に無配

TOB価格5,100円、TOB期間は2024年8月9日(金)から9月24日(火)までの30営業日です。配当金については、TOB成立を条件に無配になります。

理研コランダムの今後の株価について

株価が上昇し、TOB価格にサヤ寄せしました。今後、上場廃止まで横ばいが続く見込みです。

仮に、理研コランダムの株価が値下がりすると、株式市場で買ってTOBに申し込む投資家が増えます(※差額が儲かる)。株価を買い支える投資家がいるので、大幅な値崩れは起きないでしょう。

理研コランダムのTOBに参加するメリットと手続きについて

理研コランダムのTOBに参加するメリットはTOB価格5,100円で買い取ってもらえること、手続きを経験できることです。

具体的には、理研コランダムの株を買った証券会社から、みずほ証券または楽天証券に移管して(移動して)売却します。

楽天証券のTOB手続き

楽天証券のTOB手続き

・ログイン→国内株式→株式公開買付(TOB)

楽天証券にログインして、TOB銘柄一覧から「理研コランダム」を選択してください。

TOBに申し込むと、2024年10月1日以降に投資資金が戻ってきます。楽天証券で売却するときの手数料は無料です。

現在のように株価がTOB価格より安い場合は、株式市場で売却するよりも、TOBに参加した方が手取りが多くなります(※100株につき、1,000円~2,000円)。

投資資金を1円でも多く回収したい株主は、TOBに申し込むと良いでしょう。

理研コランダムの配当金について

理研コランダムの配当金について

・2024年12月期の中間配当(6月)・・・1株30円
・2024年12月期の期末配当(12月)・・・無配

理研コランダムは12月決算企業です。毎年6月末に中間配当、翌年12月末に期末配当の権利がもらえます。

2024年12月期の期末配当については、TOB成立を条件に無配になります。前回予想は1株30円でした。

ただし、配当金がなくなるのはTOB成立が条件ですから、不成立となった場合は元に戻る可能性があります。

理研コランダムの株主の今後について

理研コランダムの月足チャート

理研コランダムの月足チャートです。TOB価格が上場来高値を上回るため、株主は含み益の状態です。

仮に理研コランダムの上場廃止が決定すると、株主の利益も確定します。

(1)含み益の投資家・・・TOB参加
(2)資金回収を急ぐ投資家・・・すでに売却済み

(1)TOBに参加するには、みずほ証券または楽天証券の口座が必要です。口座がある方は試してみてください。

TOB期間は「9月24日まで」ですから、これから口座を準備しても間に合います。

(2)株価がTOB価格付近まで上昇しました。急ぐ投資家は、すでに売却済みでしょう。

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