大塚家具、社長交代による株価急騰で儲けることはできたのか?(コスパ悪い)
10月28日12時、ジャスダック上場の大塚家具(8186)が大塚久美子社長の辞任を発表しました。このニュースは大きく取り上げられて、株価も急騰。28日はストップ高になりました。
では、このときに、大塚家具に投資していれば儲かったのでしょうか? 株価を振り返ってみましょう。
大塚家具日足チャート
大塚家具の時系列株価
日付 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 | 出来高 |
---|---|---|---|---|---|
10/28 | 150 | 201 | 148 | 201 | 314,000 |
10/29 | 224 | 236 | 200 | 214 | 11,235,200 |
10/30 | 210 | 210 | 177 | 184 | 3,292,900 |
11/2 | 175 | 180 | 169 | 174 | 1,055,900 |
直近2ヶ月分の日足チャートと、10月28日から11月2日までの時系列株価です。
28日はローソク足が上に伸びて、投資家が儲かっているように見えます。前日比50円ストップ高の201円。
翌29日は高値236円をつけました。28日のどこかで買えれば、含み益になりそうです。ところが、そんなにうまい話はありません。
大塚家具2020年10月28日~29日5分足チャート
社長交代前後の5分足チャートです。
12時発表後、後場は買い気配になりました。買い注文が殺到し、引けの15時にストップ高比例配分です。
後場の出来高は、たったの26万3100株。売り手がいないので抽選となりました。プラチナチケットを手に入れた人は、ほんの一握りでしょう。
また、29日の取引についても、盛り上がったのは最初の10分だけです。
急落に巻き込まれたら、ひとたまりもないので、苦労したわりに儲けが少なかったと推測できます。
ちなみに、お家騒動のときの高値が2,488円です。業績が回復して、この水準まで戻ってくれると、長期株主も報われるのですが・・・。