小島鉄工所の上場廃止とマネーゲームについて(3月29日廃止)
小島鉄工所の東証2部上場廃止と株主の今後について(名証で取引できる)の続きです。
・上場廃止日:2020年3月29日
・売買最終日・2020年3月27日
・今後は名証で取引できる
・マネーゲームなし
本日3月27日は、小島鉄工所(6112)の売買最終日です。東証2部の上場廃止日が3月29日。今日までに売却しないと、今後、東証で売れなくなります。
ただ、小島鉄工所は名証2部にも上場しているので、これからも取引できます。
一部の証券会社で名証に対応していないところがありますが、ほとんどの株主は売れなくて困ることはないでしょう。
小島鉄工所日足チャート
3月27日終値285円。上場廃止発表前に比べて、半分以下の水準に下がってしまいました。
しかし、他の上場廃止銘柄に比べて、株価が高いです。1ケタ・2ケタになるのは当たり前ですから、名証で取引できるメリットは大きいです。流動性が確保されたということでしょう。
また、3月16日に210円の安値を付けたあと、リバウンドしています。新型コロナで急落した銘柄と、よく似た値動きです。
小島鉄工所のマネーゲームについて
上場廃止銘柄は、一時的に短期資金が流入して、株価が急騰することがあります。マネーゲームの発生です。
上場廃止基準に該当して上場廃止になる場合、よく見かける現象です。しかし、小島鉄工所に関しては、全く起きませんでした。
毎日の出来高についても、1万株を超えていたのは発表直後だけで、その後は盛り上がることなく終了しました。
わざわざ小島鉄工所を取引しなくても、IPO、レバレッジ型ETF、原油、リートなど、短期間で大儲けできる銘柄がたくさんありました。あえて小島鉄工所を狙わなくても良かったと思われます。
短期売買に参加したみなさん、どうもお疲れさまでした。