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タビオが優待変更を発表

1月10日、東証2部上場のタビオ(2668)が株主優待の変更を発表しました。

・優待券の条件が年ごとに厳しくなる
・金額アップとダウンの株主がいる
・2020年2月優待・・権利付最終日:2020年2月26日
・2021年2月優待・・権利付最終日:2020年2月26日

詳細は以下の通りです。

株主優待の詳細

(変更前)

(1)対象となる株主・・・毎年2月末現在の株主名簿に記載または記録された100株以上保有の株主
(2)株主優待の内容
・100株以上・・・優待券1,500円分(500円×3枚)
・1,000株以上・・・優待券6,000円分(500円12枚)

タビオの株主優待は各店舗で使える優待券です。毎年2月末の株主は年1回、優待がもらえます。

今回の制度変更により、2020年2月優待、2021年2月優待と、段階的に条件が厳しくなります。

(変更後)2020年2月優待

タビオ:2020年2月優待

(1)対象となる株主・・・毎年2月末現在の株主名簿に記載または記録された100株以上保有の株主
(2)株主優待の内容
・100株以上(1年未満)・・・優待券500円分
・100株以上(1年以上3年未満)・・・優待券1,000円分
・100株以上(3年以上)・・・優待券1,500円分
・500株以上(1年未満)・・・優待券2,500円分
・500株以上(1年以上3年未満)・・・優待券5,000円分
・500株以上(3年以上)・・・優待券8,000円分
・1,000株以上(1年未満)・・・優待券5,000円分
・1,000株以上(1年以上3年未満)・・・優待券10,000円分
・1,000株以上(3年以上)・・・優待券16,000円分
※継続保有1年以上・・・毎年2月末と8月末の株主名簿に同一株主番号で連続して3回以上記載または記録された株主
※継続保有3年以上・・・毎年2月末と8月末の株主名簿に同一株主番号で連続して7回以上記載または記録された株主

次回、2020年2月優待は、継続保有の条件と「500株以上1,000株未満」の株主向けが追加されます。

(変更後)2021年2月優待

タビオ:2021年2月優待

(1)対象となる株主・・・毎年2月末現在の株主名簿に記載または記録され、100株以上を1年以上保有する株主
(2)株主優待の内容
・100株以上(1年以上3年未満)・・・優待券1,000円分
・100株以上(3年以上)・・・優待券1,500円分
・500株以上(1年以上3年未満)・・・優待券5,000円分
・500株以上(3年以上)・・・優待券8,000円分
・1,000株以上(1年以上3年未満)・・・優待券10,000円分
・1,000株以上(3年以上)・・・優待券16,000円分

2021年2月優待になると、1年未満の株主向けの優待がなくなります。

その他の条件は同じです。

タビオの株主優待のスケジュール

・2020年2月優待・・・権利付最終日:2020年2月26日
・2021年2月優待・・・権利付最終日:2020年2月26日

気になる権利付最終日についてです。これからタビオの株主になる場合、2020年2月優待、2021年2月優待ともに、2020年2月26日までに買えば間に合います。

逆に言うと、この日を過ぎたら、2022年2月優待まで待たなくてはいけません。

100株の株主の優待の変化について

(A)2018年の優待をもらった投資家・・・(2019年)1,500円分→(2020年)1,500円分→(2021年)1,500円分・・・変化なし
(B)2019年の優待をもらった投資家・・・(2019年)1,500円分→(2020年)1,000円分→(2021年)1,500円分・・・優待改悪
(C)これから2020年と2021年の優待をもらう投資家・・・(2020年)500円分→(2021年)1,000円分

100株の株主の変化についてです。株主になった時期によって、優待の内容が変わります。

(A)2018年以前に株主になった投資家は、以前と変わらず同じ優待がもらえます。

(B)2019年に優待を初めてもらった投資家は、2020年の優待券が1,000円に減少します。2021年になると継続保有3年以上に該当するので、優待が元に戻ります。

(C)これから2020年と2021年の優待をもらう予定の投資家は、2020年に500円分、2021年に1,000円分と金額がアップします。

なお、継続保有1年以上の条件が追加されたことにより、2021年の優待だけもらうことはできません。

(1)2020年と2021年をセットでもらうか、(2)2020年だけ、もしくは2022年以降にもらう、という選択になります。

まとめ

タビオの優待変更は、かなり複雑です。理解するのが大変だと思います。

業績下方修正も同時に発表されました。優待が増える株主はそのまま保有、減る株主は別銘柄に乗り換え、という結果になりそうです。

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