メドピアのMBOによる上場廃止と配当金、株主への影響について(TOB価格700円)
2025年5月14日、東証プライム上場のメドピア(6095)はMBO(経営陣等による自社買収)によるTOB(株式公開買い付け)を発表しました。
MBOによるメドピアの上場廃止の理由
メドピアの経営陣等がメドピアの残りの株式をすべて買い取って非公開化するため、同社は上場廃止になる予定です。
メドピアの株主は、TOBに応募して保有株を売却するか、株式市場で売却することもできます。
メドピアのTOBの条件とスケジュール
1. TOB価格:700円
2. TOB期間:2025年5月15日(木)から7月9日(水)まで(40営業日)
3. 決済の開始日:2025年7月16日(水)
4. 買付予定株式数:上限なし、下限11,262,835株
5. 買付代理人:SBI証券
6. 配当:TOB成立を条件に無配となる予定
メドピアの株価の今後の見通し
株価がTOB価格付近まで上昇しました。今後、上場廃止まで横ばいが続くと考えられます。
メドピアのTOBに応募するメリット
メドピアのTOBに応募するメリットは、TOB価格700円で売却できることです。
具体的には、メドピアの株式を保有している証券会社から、SBI証券へ移管し、売却の手続きを行う必要があります。
TOBに応募すると、2025年7月16日以降に買付代金が支払われる予定です。
メドピアのTOBによる配当への影響
メドピアは9月決算の企業で、期末に一括配当を行う銘柄です。毎年9月末に期末配当の権利確定日があります。
2025年9月期の期末配当は、TOB成立を条件に無配となる予定です。2025年2月13日時点の配当予想は1株当たり4.5円でした。
ただし、TOBが不成立となった場合は配当が支払われる可能性もあります。
メドピアのTOBと株主への影響
2024年6月以降に株式を購入した株主は含み益がある状態です。メドピアの上場廃止が決定すれば、株主の損益も確定します。
投資家が検討するポイント
(1)含み益がある場合:TOBに応募することで利益を確定できる
(2)資金を早急に確保したい場合:すでに売却済み
(1)TOBに応募するにはSBI証券に口座が必要です。口座をお持ちの方は、応募手続きをご確認ください。
(2)株価がTOB価格付近に到達しました。急ぐ投資家は、すでに売却済みでしょう。