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三井住友建設のTOBによる上場廃止と配当金、株主への影響について(TOB価格600円)

2025.05.14

2025年5月14日、東証プライム上場のインフロニア・ホールディングス(5076)は、三井住友建設(1821)に対してTOB(株式公開買い付け)を行うと発表しました。

TOBによる三井住友建設の上場廃止の理由

親会社であるインフロニア・ホールディングスが、三井住友建設の残りの株をすべて買い取って非公開化するため、三井住友建設は上場廃止になる予定です。

三井住友建設の株主は、TOBに応募して保有株を売却するか、株式市場で売却することもできます。

三井住友建設のTOBの条件とスケジュール

1. TOB価格:600円
2. TOB期間:2025年7月上旬ごろ開始予定(30営業日)
3. 決済の開始日:2025年8月~9月
4. 買付予定株式数:上限なし、下限104,589,800株
5. 買付代理人:大和証券
6. 配当:未定

三井住友建設の株価の今後の見通し

5月14日の終値は550円でした。TOB発表後、株価はTOB価格に向かって上昇する動きが予想されます。その後、上場廃止まで横ばいが続くと考えられます。

三井住友建設のTOBに応募するメリット

三井住友建設のTOBに応募するメリットは、TOB価格の600円で売却できることです。

具体的には、三井住友建設の株式を保有している証券会社から、大和証券へ移管し、売却の手続きを行う必要があります。

TOBの詳細なスケジュールは後日発表予定です。

三井住友建設のTOBによる配当への影響

三井住友建設の配当金

三井住友建設は3月決算の企業で、期末に一括配当を行う銘柄です。毎年3月末に期末配当の権利確定日があります。

2026年3月期の期末配当は、「未定」となりました。三井住友建設は上場廃止を予定しているため、配当の権利確定日を迎える前に上場廃止となる可能性が高いです。

三井住友建設のTOBと株主への影響

三井住友建設の月足チャート

TOB価格600円が直近の高値を上回るため、株主は含み益がある状態です。三井住友建設の上場廃止が決定すれば、株主の損益も確定します。

投資家が検討するポイント

(1)含み益がある場合:TOBに応募することで利益を確定できる
(2)資金を早急に確保したい場合:株式市場で売却することもできる

(1)TOBに応募するには、大和証券の口座が必要です。口座をお持ちの方は、スケジュールの決定後に応募手続きをご確認ください。

(2)5月15日以降に株式市場で売却できます。

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