カオナビのTOBによる上場廃止と株主の今後について(TOB価格4,380円)
2025年2月13日、投資ファンドのカーライルは、東証グロース上場のカオナビ (4435) に対して、TOB(株式公開買い付け)を行うと発表しました。
TOB実施によるカオナビの上場廃止の理由
投資ファンドがカオナビの株をすべて買い取り非公開化するため、カオナビは上場廃止となる予定です。
カオナビの株主はTOBに応募して保有株を売却するか、株式市場で売却することもできます。
カオナビのTOBの条件とスケジュール
1. TOB価格:4,380円
2. TOB期間:2025年2月14日(金)から3月31日(月)まで(30営業日)
3. 決済の開始日:2025年4月7日(月)
4. 買付予定株数:上限なし、下限5,467,100株
5. 買付代理人:大和証券(取扱証券会社)
カオナビの株価の今後の見通し
2月13日の終値は1,980円でした。TOB発表後、株価はTOB価格に向かって上昇する動きが予想されます。その後、上場廃止まで横ばいが続くと見込まれます。
カオナビのTOBに応募するメリット
カオナビのTOBに応募するメリットは、TOB価格4,380円で売却できることです。
具体的には、カオナビの株を保有している証券会社から大和証券に移管し、TOBへの応募手続きを行う必要があります。
TOBに応募すると、2025年4月7日以降に買付代金が支払われる予定です。
カオナビのTOBと株主の今後について
TOB価格が直近の高値を上回るため、多くの株主は含み益が生じている状態です。カオナビの上場廃止が決定すれば、株主の損益も確定します。
投資家が検討するポイント
(1)含み益が生じている場合:TOBに応募して利益を確定する
(2)資金が早急に必要な場合:株式市場で売却する
(1)TOBに応募するためには、大和証券の口座が必要です。口座をお持ちの方は、応募手続きを確認してください。
(2)2025年2月18日以降、株式市場で売却が可能です。