小島鉄工所、名証2部もMBOで上場廃止(TOB価格570円)
小島鉄工所、名証2部でも上場廃止危機(時価総額5億円未満)の続きです。
6月26日、名証2部上場の小島鉄工所(6112)は、MBO(経営陣等による自社買収)を発表しました。
・TOB価格570円
・SMBC日興証券でTOB申込可能
TOB価格は570円、TOB期間は2020年6月29日(月)から8月12日(水)までの30営業日です。
手続きが順調に進むと、小島鉄工所は名証2部も上場廃止になります。東証2部は2020年3月29日に上場廃止(理由:時価総額10億円未満)。
小島鉄工所の株主は、TOB(株式公開買い付け)に参加して、570円で保有株を買い取ってもらうか、もしくは、株価が570円に近づいたら、株式市場で売却することができます。
小島鉄工所の今後の株価について
日付 | 株価 | 前日比 |
---|---|---|
6/26 | 396 | - |
6/29 | 476 | +80 |
6/30 | 556 | +80 |
7/1 | 570 | +14 |
6月26日終値396円。
今後、株価が上昇し、TOB価格にサヤ寄せする予定です。その後、何も起きなければ、上場廃止まで横ばいが続く見込みです。
7月1日にTOB価格に到達するでしょう。
TOBに参加するメリットについて
メリットは、TOB価格570円で買い取ってもらえること、TOBの手続きを経験できることです。
具体的には、小島鉄工所株を購入した証券会社から、SMBC日興証券に移管して(移動して)売却します。
8月19日以降、投資資金が戻ってきます。
小島鉄工所の株主の今後について
小島鉄工所日足チャート
東証2部の上場廃止以降の日足チャートです。TOB価格の水準に黄色の線を引いています。
TOB価格が直近の株価を上回っています。ほぼ全員が含み益の状態です。
仮に、小島鉄工所の上場廃止が決定すると、投資家の利益も確定します。
(1)含み益の投資家・・・TOB参加
(2)資金回収を急ぐ投資家・・・株式市場または夜間取引で売却
(1)TOBに参加するには、SMBC日興証券の口座が必要です。口座がある方は参加してみてはいかがでしょうか。
(2)6月30日夜間取引から売却できます。SBI証券や楽天証券、松井証券などで保有している方は試してみてください。
株式市場で売却する場合は7月1日から可能です。