三栄建築設計のTOBによる上場廃止と配当金、株主の今後について(TOB価格2,025円)
三栄建築設計が上場廃止になる理由について
2023年8月16日、東証プライム上場のオープンハウスグループ(3288)は三栄建築設計(3228)に対して、TOB(株式公開買い付け)を行うと発表しました。
オープンハウスグループが三栄建築設計の株を全部買い取って非公開にするため、三栄建築設計は上場廃止になる予定です。
三栄建築設計のTOBの条件とスケジュールについて
(1)TOB価格・・・2,025円
(2)TOB期間・・・2023年8月17日(木)から9月28日(木)まで
(3)決済の開始日・・・2023年10月5日(木)
(4)買付予定株数・・・上限なし、下限1414万4700株
(5)証券会社・・・SMBC日興証券
(6)配当・・・無配
TOB価格2,025円、TOB期間は2023年8月17日(木)から9月28日(木)までの30営業日です。手続きが順調に進むと、三栄建築設計は上場廃止になります。
TOB実施により、期末配当の無配が決定しました。三栄建築設計の株主を続けても、配当金はもらえません。
三栄建築設計の今後の株価について
今後、三栄建築設計の株価は上場廃止まで横ばいが続く見込みです。
三栄建築設計のTOBに参加するメリットについて
メリットはTOB価格2,025円で買い取ってもらえること、手続きを経験できることです。
具体的には、三栄建築設計の株を購入した証券会社から、SMBC日興証券に移管して(移動して)売却します。
TOBに申し込むと、2023年10月5日以降に投資資金が戻ってきます。
三栄建築設計の配当金について
三栄建築設計は8月決算企業です。毎年2月に中間配当、8月に期末配当の権利がもらえます。
2023年8月期の期末配当については、TOB実施により無配になります。前回予想は1株37.5円でした。
三栄建築設計の株主の今後について
三栄建築設計月足チャート
月足チャート5年分です。TOB価格の水準に黄色の線を引いています。一部投資家を除き、ほとんどの株主が含み益の状態です。
仮に三栄建築設計の上場廃止が決定すると、株主の損益も確定します。
(1)含み益の投資家・・・TOB参加
(2)資金回収を急ぐ投資家・・・すでに売却済み
(1)TOBに参加するには、SMBC日興証券の口座が必要です。口座がある方は試してみてください。
(2)8月16日に発表がありました。急ぐ方は全て売却済みと思われます。