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ライトオンの株式交換による上場廃止と株主優待、株主への影響について(2026年2月26日廃止)

東証プライム上場のワールド(3612)は、2025年11月14日(金)にスタンダード上場のライトオン(7445)を株式交換で完全子会社化することを発表しました。

ライトオンの株式交換による上場廃止の概要とスケジュール

ライトオンは2026年2月26日(木)に上場廃止となる予定です。最終売買日は2月25日(水)です。

株式交換比率は、ワールドの株式1に対して、ライトオンの株式0.2です(※なお、ワールドは2026年2月28日を基準日として、1株を2株とする株式分割を予定しています。株式分割前の交換比率はワールド1に対して、ライトオン0.1となります)。

例えば、ライトオンの株式を100株保有していた場合、ワールドの株式20株が交付されます。この20株は、ワールドの単元株取引の単位(100株)に満たない単元未満株として扱われます。

単元未満株の取り扱いについて

単元未満株は、SBI証券やマネックス証券など、単元未満株の売買サービスを提供するネット証券を利用することで売買が可能です。また、単元未満株であっても保有株数に応じてワールドの配当を受け取れます。

また、ワールドに対して、100株への買増請求や、保有する単元未満株の買取請求を行うことも可能です。

ワールドとライトオンの株価見通し

11月17日(月)以降、両社の株価は交換比率を織り込むように近づく傾向が見られます。この現象はサヤ寄せと呼ばれます。

11月14日時点で、ワールドの終値は2,851円、ライトオンは260円でした。この終値を基準とすると、交換比率(ワールド1:ライトオン0.1)に基づくライトオンの理論株価(285.1円)に対し、実際の株価は25.1円割安であると計算されます。

ただし、市場の変動により、両社の株価は交換比率に沿って上下しながら、徐々にサヤ寄せが進むと予想されます。

サヤ寄せによる株価の調整が終わると、両社の株価は交換比率に基づいた水準で連動するようになります。ワールドの株価の上下は、ライトオンの株価にも同様の影響を及ぼし、この傾向が上場廃止まで続きます。

ライトオンの株主優待の取り扱い

ライトオンの株主優待は優待券で、毎年8月末が権利確定日でした。2026年2月の上場廃止に伴い、2026年8月以降の優待は廃止されます。

2025年8月分の優待券については、優待廃止後も有効期限まで利用可能です。

株式交換のまとめ

ライトオンの臨時株主総会は、株式交換の承認を目的として、2026年2月4日(水)に開催される予定です。株主の方は、この機会に詳細を確認されてはいかがでしょうか。

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