ミライノベートの吸収合併による上場廃止と株主優待、株主の今後について
2022年11月14日、東証スタンダード上場のJトラスト(8508)とミライノベート(3528)は吸収合併による経営統合を発表しました。
・ミライノベートは2023年1月30日上場廃止
・Jトラスト「1」、ミライノベート「0.42」
・ミライノベートの優待は2022年9月が最後(予定)
ミライノベートは2023年1月30日(月)に上場廃止になる予定です。最終売買日は1月27日(金)です。
合併比率はJトラスト「1」に対して、ミライノベート「0.42」です。ミライノベートの株主は、ミライノベート1株につきJトラスト0.42株が割り当てられます。
ミライノベートの株主優待について
(キャッシュバック)
(1)対象となる株主・・・毎年3月31日および9月30日現在の株主名簿に記載または記録された100株以上保有の株主
(2)株主優待の内容
・100株以上・・・投資額の0.1%分キャッシュバック
ミライノベートの株主優待は、収益不動産へ投資したときのキャッシュバックです。毎年3月末と9月末の株主は年2回、優待がもらえました。
2023年1月30日上場廃止のため、2023年3月優待が廃止されて、2022年9月優待が最後と思われます。
ミライノベートの株価について
両社の株価は「1」と「0.42」に近づくように動きます。11月14日時点で、Jトラスト625円、ミライノベート255円でした。仮にJトラストが625円で動かないとすると
625円×0.42=262.5円
となり、ミライノベートは約8円割安となります。
しかし、Jトラストの株価も動くので、Jトラスト800円とミライノベート336円、Jトラスト500円とミライノベート210円という組み合わせもあります。
ミライノベートの株主の今後について
ミライノベートの株主は、上場廃止以降に保有株がJトラストになります。
例えば、ミライノベート100株はJトラスト42株です。Jトラストは100株単位で取引するので、42株は単元未満株になります。
単元未満株はSBI証券やマネックス証券などのネット証券を利用すれば普通に売買できます。単元未満株でも株数に応じて配当金がもらえるので問題ありません。
ただ、Jトラストは株主優待を実施していません。優待投資家の方や、単元未満株の換金や買い増しが面倒な方は、ミライノベートの上場廃止前に売却することをオススメします。