神鋼環境ソリューションの株式交換による上場廃止と株主の今後について(2021年10月28日廃止)
2021年8月5日、東証1部上場の神戸製鋼所(5406)が2部上場の神鋼環境ソリューション(6299)を株式交換で完全子会社化すると発表しました。
・神鋼環境ソリューションは2021年10月28日上場廃止
・神戸製鋼所「1」、神鋼環境ソリューション「4.85」
神鋼環境ソリューションは2021年10月28日(木)に上場廃止になります。最終売買日は10月27日(水)です。
重要な株式交換比率は、神戸製鋼所「1」に対して、神鋼環境ソリューション「4.85」です。上場廃止後、神鋼環境ソリューション1株は神戸製鋼所4.85株に換わります。
例えば、神鋼環境ソリューション100株は神戸製鋼所485株です。神戸製鋼所は100株単位で取引するので、85株が単元未満株です。
(2021年10月まで)神鋼環境ソリューション100株
(2021年11月から)神戸製鋼所485株
単元未満株は、SBI証券やマネックス証券などのネット証券を利用すれば、普通に売買できます。単元未満株でも株数に応じて配当金がもらえるので問題ありません。
神鋼環境ソリューションの株価について
両社の株価は「1」と「4.85」に近づくように動きます。
8月5日時点で神戸製鋼所754円、神鋼環境ソリューション2,703円でした。仮に神戸製鋼所の株価が754円で動かないとすると
754円×4.85=3,656.9円
となり、神鋼環境ソリューションは約954円割安となります。ただし、神戸製鋼所の株価も動くので
・神戸製鋼所800円、神鋼環境ソリューション3,880円
・神戸製鋼所500円、神鋼環境ソリューション2,425円
という組み合わせもあります。
親会社「神戸製鋼所」の株価が上がれば子会社「神鋼環境ソリューション」の株価も上がり、神戸製鋼所が下がれば神鋼環境ソリューションも下がる。この傾向が上場廃止まで続きます。