オーケー食品工業の株式交換による上場廃止と株主の今後について(2022年7月21日廃止)
2022年3月28日、東証1部上場のニップン(2001)はオーケー食品工業(2905)を株式交換で完全子会社化すると発表しました。
・オーケー食品工業は2022年7月21日上場廃止
・ニップン「1」、オーケー食品工業「0.63」
オーケー食品工業は2022年7月21日(木)に上場廃止になります。最終売買日は7月20日(水)です。
重要な株式交換比率はニップン「1」に対して、オーケー食品工業「0.63」です。上場廃止後にオーケー食品工業1株はニップン0.63株に換わります。
例えば、オーケー食品工業を100株保有する株主はニップン63株になります。ニップンは100株単位で取引するので、63株だと単元未満株です。
(7月20日まで)オーケー食品工業100株
(7月21日以降)ニップン63株
単元未満株はSBI証券やマネックス証券などのネット証券を利用すれば、普通に売買できます。単元未満株でも株数に応じて配当金がもらえます。
オーケー食品工業の株価について
両社の株価は「1」と「0.63」の比率に近づくように動きます。サヤ寄せです。
3月28日時点でニップン1,740円、3月24日時点でオーケー食品工業987円でした。仮にニップンが1,740円で動かないとすると
1,740円×0.63=1,096.2
となり、オーケー食品工業は110円割安の状態です。ただし、ニップンの株価も動くので、
・ニップン2,000円、オーケー食品工業1,260円
・ニップン1,500円、オーケー食品工業945円
となる可能性もあります。
親会社ニップンの株価が上がれば、子会社であるオーケー食品工業の株価も上がる。逆に親会社の株価が下がれば子会社も下がる。この傾向が上場廃止まで続く見込みです。