(追記あり)ソウルドアウトのTOBによる上場廃止と配当金、株主の今後について(2022年5月9日廃止)
2022年2月9日、東証1部上場の博報堂DYホールディングス(2433)は、ソウルドアウト(6553)に対して、TOB(株式公開買い付け)を行うと発表しました。
TOBの条件について
(1)TOB価格・・・1,809円
(2)TOB期間・・・2022年2月10日(木)から3月28日(月)まで
(3)決済の開始日・・・2022年4月1日(金)
(4)買付予定株数・・・上限なし、下限706万4300株
(5)証券会社・・・SMBC日興証券
(6)配当・・・無配
TOB価格1,809円、TOB期間は2022年2月10日(木)から3月28日(月)までの30営業日です。
手続きが順調に進むと、ソウルドアウトは上場廃止になります。これに伴い、2021年12月期の期末配当が無配になります。
ソウルドアウトの株主はTOBに参加して保有株を買い取ってもらうか、もしくは株価が1,809円に近づいたら株式市場で売却できます。
ソウルドアウトの今後の株価について
日付 | 株価 | 前日比 |
---|---|---|
2/9 | 900 | - |
2/10 | 1,050 | +150 |
2/14 | 1,350 | +300 |
2/15 | 1,809 | +459 |
2月10日終値1,050円。株価がTOB価格にサヤ寄せしています。
今後、TOB価格付近まで上昇し、何もなければ上場廃止まで横ばいが続く見込みです。
2月15日にTOB価格に到達するでしょう。
TOBに参加するメリットについて
メリットはTOB価格1,809円で買い取ってもらえること、手続きを経験できることです。
具体的には、ソウルドアウト株を購入した証券会社から、SMBC日興証券に移管して(移動して)売却します。
2022年4月1日以降に投資資金が戻ってきます。
ソウルドアウトの配当金について
2021年12月期の期末配当については、無配が決定しました。前期実績は1株6円でした。
なお、「TOB成立を条件に無配」と書かれていないので、TOBが不成立となった場合に配当金が復活するかわかりません。
ソウルドアウトの株主の今後について
ソウルドアウト月足チャート
月足チャートです。TOB価格の水準に黄色の線を引いています。
コロナ前の株主のほとんどが含み損の状態です。仮にソウルドアウトの上場廃止が決定すると、株主の損益も確定します。
(1)含み益の投資家・・・TOB参加
(2)資金回収を急ぐ投資家・・・夜間取引または株式市場で売却
(3)含み損の投資家・・・TOB価格引き上げに期待
(1)TOBに参加するにはSMBC日興証券の口座が必要です。口座がある方は試してみてください。
(2)2月14日夜間取引から売却できます。SBI証券、楽天証券、松井証券で買った方は試してみてください。
(3)ダメ元でTOB価格引き上げに期待したいです。
(追記)ソウルドアウトの上場廃止日決定
ソウルドアウトの上場廃止までのスケジュールが決定しました。
上場廃止日は2022年5月9日(月)、最終売買日は5月6日(金)です。
ソウルドアウトの株主は、売買最終日までに売却しないと、1,809円で強制買い取りとなります。5月11日以降、「1,809円×株数」の投資資金が戻ってきます。
株主のみなさん、どうもお疲れさまでした。