Nexus Bankの株式交換による上場廃止と株主の今後について(2022年3月30日廃止)
2022年1月12日、東証2部上場のJトラスト(8508)はNexus Bank(4764)を株式交換で完全子会社化すると発表しました。
・Nexus Bankは2022年3月30日廃止
・Jトラスト「1」、Nexus Bank「0.20」
Nexus Bankは2022年3月30日(水)に上場廃止になります。最終売買日は3月29日(火)です。
重要な株式交換比率は、Jトラスト「1」に対して、Nexus Bank「0.20」です。上場廃止後、Nexus Bank1株はJトラスト0.20株に換わります。
例えば、Nexus Bank100株はJトラスト20株です。Jトラストは100株単位で取引するので、20株が単元未満株です。
(2022年3月まで)Nexus Bank100株
(2022年4月以降)Jトラスト20株
単元未満株は、SBI証券やマネックス証券などのネット証券を利用すれば、普通に売買できます。単元未満株でも株数に応じて配当金がもらえるので問題ありません。
Nexus Bankの株価について
両社の株価は「1」と「0.20」に近づくように動きます。サヤ寄せです。
1月12日時点で、Jトラスト554円、Nexus Bank115円でした。仮にJトラストの株価が554円で動かないとすると
554円×0.20=110.8円
となり、Nexus Bankは5円割高となります。ただし、Jトラストの株価も動くので
・Jトラスト600円、Nexus Bank120円
・Jトラスト500円、Nexus Bank100円
という組み合わせもあります。
親会社「Jトラスト」の株価が上がれば、子会社「Nexus Bank」の株価も上がる。逆に親会社が下がれば子会社も下がる。この傾向が上場廃止まで続く見込みです。