北弘電社の株式交換による上場廃止と配当金、株主優待、株主の今後について（2024年4月11日廃止）
北弘電社が上場廃止になる理由について
2024年1月9日、東証プライム上場の三菱電機(6503)は、札証上場の北弘電社(1734)を株式交換で完全子会社化すると発表しました。
・北弘電社は2024年4月11日上場廃止
・三菱電機「1」、北弘電社「0.260」
・期末配当は無配、株主優待も廃止
北弘電社は2024年4月11日（木）に上場廃止になります。最終売買日は4月10日（水）です。
重要な株式交換比率は、三菱電機「1」に対して、北弘電社「0.260」です。上場廃止後、北弘電社1株は、三菱電機0.260株に換わります。
例えば、北弘電社を100株保有する株主は、三菱電機26株になります。三菱電機は100株単位で取引するので、26株だと単元未満株です。
単元未満株はSBI証券やマネックス証券、auカブコム証券などのネット証券を利用すれば普通に売買できます。株数に応じて、三菱電機の配当金ももらえます。
北弘電社の上場廃止後の保有株について
（2024年4月10日まで）北弘電社100株
（2024年4月11日から）三菱電機26株
上の100株の株主は、このように換わります。
北弘電社の今後の株価について
両社の株価は、「1」と「0.260」に近づくように動きます。サヤ寄せです。
1月9日時点で、三菱電機2,026円、北弘電社1,317円です。仮に三菱電機の株価が2,026円で動かないとすると、
2,026円×0.260＝526.76
となり、北弘電社は約791円割高です。ただし、三菱電機の株価も動くので
・三菱電機3,000円、北弘電社780円
・三菱電機1,000円、北弘電社260円
の可能性もあります。
親会社である「三菱電機」の株価が上がれば、子会社の「北弘電社」の株価も上がる。逆に親会社が下がれば子会社も下がる。この傾向が上場廃止まで続く見込みです。
北弘電社の配当金について
北弘電社は3月決算企業で期末一括配当銘柄です。2024年3月期の期末配当については、無配が決定しました。前回予想は未定でした。
北弘電社の株主優待について
（廃止になった優待）
(1)対象となる株主・・・毎年3月31日現在の株主名簿に記載または記録された100株以上保有の株主
(2)株主優待の内容
・100株以上・・・クオカード3,000円分
・500株以上・・・クオカード5,000円分
・1,000株以上・・・クオカード1万円分
北弘電社の株主優待はクオカードです。毎年3月末の株主は年1回、優待がもらえました。
次回、2024年3月優待は廃止されました。2023年3月優待が最後です。
