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ニデックオーケーケーの株式交換による上場廃止と株主の今後について(2023年2月27日廃止)

2022.12.12

2022年12月12日、東証プライム上場の日本電産(6594)はニデックオーケーケー(6205)を株式交換で完全子会社化すると発表しました。

・ニデックオーケーケーは2023年2月27日上場廃止
・日本電産「1」、ニデックオーケーケー「0.128」

ニデックオーケーケーは2023年2月27日(月)に上場廃止になります。最終売買日は2月24日(金)です。

重要な株式交換比率は日本電産「1」に対して、ニデックオーケーケー「0.128」です。上場廃止後、ニデックオーケーケー1株は日本電産0.128株に換わります。

例えば、ニデックオーケーケーを100株保有する株主は日本電産12.8株になります。日本電産は100株単位で取引するので、12株が単元未満株、0.8株が端株です。

単元未満株はSBI証券やマネックス証券などのネット証券を利用すれば、普通に売買できます。単元未満株でも株数に応じて配当金がもらえます。

ただし、端株は売却されて投資資金が戻ってきます。仮に売却時の日本電産の株価が8,000円だとすると、

株価8,000円×0.8株=6,400円

となり、6,400円が戻ります。上のニデックオーケーケー100株の場合

(2023年2月24日まで)ニデックオーケーケー100株
(2023年2月27日以降)日本電産12株+現金6,400円

このように換わります。

ニデックオーケーケーの株価について

両社の株価は「1」と「0.128」に近づくように動きます。サヤ寄せです。

12月12日時点で、日本電産8,246円、ニデックオーケーケー971円でした。仮に日本電産が8,246円で動かないとすると、

8,246円×0.128=1,055.488

となり、ニデックオーケーケーは約85円割安です。ただし、日本電産の株価も動くので

・日本電産9,000円、ニデックオーケーケー1,152円
・日本電産7,000円、ニデックオーケーケー896円

となる可能性もあります。

親会社である日本電産の株価が上がれば、子会社のニデックオーケーケーの株価も上がる。逆に親会社が下がれば子会社も下がる。この傾向が上場廃止まで続きます。

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