ハイアス・アンド・カンパニー、マザーズ降格でストップ高
不適切な会計処理で決算が遅れていた、東証1部上場のハイアス・アンド・カンパニー(6192)。2020年11月26日、東証から発表がありました。
ハイアス・アンド・カンパニーは特設注意市場銘柄に指定されて、東証1部からマザーズへ降格となります。
マザーズへの変更は2020年12月27日からです。
特設注意市場銘柄の指定期間は2020年11月27日から1年間です。内部管理体制の問題がなくなれば解除されます。逆に、改善の見込みがないと東証が判断すれば、ハイアス・アンド・カンパニーの上場廃止が決定します。
ハイアス・アンド・カンパニー日足チャート
11月27日終値213円。50円ストップ高比例配分となりました。
ひとまず上場廃止が回避されたことで、買いが集まっています。通常、東証1部から降格となると、株価指数に連動する投資信託による売りにより、株価が下がります。
ただ、ハイアス・アンド・カンパニーを買っているファンドはなく、信用売りの買い戻しなどもあり、株価が上昇しました。
非常に興味深い値動きです。決算が遅れる前の水準(300円)まで、株価がリバウンドするか注目です。