ジェイフロンティアが有報未提出で監理銘柄(確認中)に指定される(提出期限2024年12月11日)
2024年11月28日午前9時、東証グロース上場のジェイフロンティア(2934)が2024年5月期の有価証券報告書(有報)を期限までに提出できないことを発表しました。
ジェイフロンティアが上場廃止になる理由について
東京証券取引所はこれを受けて、ジェイフロンティアを監理銘柄(確認中)に指定しました。上場廃止の恐れがあるため、投資家に対して注意喚起を行っています。
ジェイフロンティアの今後のスケジュールについて
・2024年6月下旬~7月中旬:本決算発表
・2024年7月12日:決算発表の延期発表
・2024年9月2日(有報の提出期限):延長申請
・2024年11月29日(延長後の提出期限):間に合わない(現在の状況)
・2024年12月11日(提出期限):最後の締め切り
・間に合わない→上場廃止
ジェイフロンティアは5月決算企業です。5月決算企業の本決算発表は毎年6月下旬から7月中旬に行われます。その後、有価証券報告書を提出する流れです。
ジェイフロンティアは最初の提出期限である9月2日に間に合わなくなり、延長申請を行って承認されました。
ところが、延長後の提出期限である11月29日にも間に合わなかったため、今回の発表となりました。
最後の締め切りである12月11日に間に合わないと、ジェイフロンティアの上場廃止が決定します。
ジェイフロンティアの今後の見通しについて
当社は、当該有価証券報告書の提出遅延によって整理銘柄に指定され上場廃止となることを回避することはもとより、すでに当該有価証券報告書の提出が大幅に遅延していることを鑑み、現状想定し得る可能な限り早い時点での当該有価証券報告書の提出・開示に努めてまいります。
会社発表の「今後の見通し」はご覧の通りです。
仮に間に合わない場合は株価が急落し、上場廃止を前提とした株価水準になる可能性があります。逆に間に合うと、安心感から株価が上昇します。
ジェイフロンティアは11月14日に特別株主優待を発表し、株価が急騰しました。しかし、28日午前9時に有報が間に合わないことを発表したため、株価が急落しています。11月優待の権利落ち日と重なったことも急落の要因です。
仮に上場廃止になった場合、優待は廃止され、投資金額も大半が戻ってこないでしょう。優待投資家はできるだけ早く保有株を処分することをオススメします。