日本モーゲージサービスが株式分割・増配・優待変更を発表
8月7日、東証1部上場の日本モーゲージサービス(7192)が株式分割と配当金の実質増額、株主優待の変更を発表しました。
・株式分割は「1→2」
・5円増配
・2021年3月優待から新制度
・分割後300株以上が必要
詳細は以下の通りです。
株式分割の詳細について
日本モーゲージサービスは、2020年8月31日を基準日として、「1→2」の株式分割を行います。
現在100株の株主は、株式分割によって200株に増加します。ただし、全体の投資資金は変わりません。
(分割前)株価2,000円×100株=(分割後)株価1,000円×200株=資金20万円
株数が2倍に増えても、株価が2分の1になるので、投資資金は20万円で変わりません。
なお、8月27日までが分割前の株価、28日以降は分割後の株価になります。
配当金の実質増額について
2021年3月期の期末配当が1株35円から20円になります。ただし、配当金をもらう前に株式分割が行われるので、実質5円増配となります。
(分割前)配当金35円×100株=3,500円
(分割後)配当金20円×200株=4,000円
例えば、現在100株の株主は、期末配当までに株数が200株になります。1株当たりの配当金が減少しても、株数が2倍に増えているので、手取りは増加します。
現在100株の株主は、4,000円(税込)もらえます。
株主優待の詳細について
(変更前)
(1)対象となる株主・・・毎年3月31日現在の株主名簿に記載または記録された100株以上保有の株主
(2)株主優待の内容
・100株以上(1年未満)・・・クオカード3,000円分
・100株以上(1年以上)・・・クオカード3,000円分+カタログギフト4,500円相当
・100株以上(3年以上)・・・クオカード3,000円分+カタログギフト9,000円相当(4,500円×2)
※継続保有期間・・・3年以上(連続7回以上記載)、1年以上(連続3回以上6回記載)、1年未満(2回以下)
(変更後)
(1)対象となる株主・・・毎年3月31日現在の株主名簿に記載または記録された、300株以上を1年以上保有する保有の株主
(2)株主優待の内容
・300株以上(1年以上)・・・クオカード3,000円分+カタログギフト4,500円相当
・300株以上(3年以上)・・・クオカード3,000円分+カタログギフト9,000円相当(4,500円×2)
・300株以上(5年以上)・・・クオカード3,000円分+カタログギフト9,000円相当(4,500円×2)
※継続保有期間・・・5年以上(連続11回以上記載)、3年以上(連続7回以上記載)、1年以上(連続3回以上6回記載)
日本モーゲージサービスの株主優待はクオカードとカタログギフトです。毎年3月末の株主は年1回、優待がもらえます。
今回の変更により、分割後300株が必要になり、継続保有期間1年以上が追加されます。
例えば、現在100株の株主は、2021年3月優待のときに200株に増加しています。しかし、優待をもらうためには300株必要です。
前回の優待が届いた投資家は、9月以降に追加で100株購入して300株にするか、もしくは、全て売却して別の優待銘柄に乗り換えると良いでしょう。
年ごとの権利付き最終日について(新規の投資家)
・2021年3月優待・・・権利付き最終日:2020年3月27日(済)
・2022年3月優待・・・権利付き最終日:2021年3月29日
年ごとの権利付き最終日です。
次回、2021年3月優待の権利付き最終日は2020年3月27日です。すでに過ぎているので、これから株主になってももらえません。
新規の投資家は2022年3月優待がターゲットです。権利付き最終日は2021年3月29日です。2021年3月29日までに買えば間に合います。
日本モーゲージサービス日足チャート
8月11日終値2,261円。好決算と株式分割を評価して、株価が上昇しています。
優待に必要な投資資金について
・株価1,130円(仮)×300株=33万9000円
仮に、本日の終値で株式分割が行われるとすると、300株買うなら33万9000円が必要です。
優待新設のときは「大盤振る舞いで長続きするか心配だ」と書きました。
やはり継続するのは難しかったようです。