ロームの株式分割と配当金、株主への影響について
ロームの株主分割の主なポイント
2023年6月5日、東証プライム上場のローム(6963)が株式分割を発表しました。
・株式分割は「1→4」
・2024年3月期の中間配当まで影響なし
・2024年3月期の期末配当から影響あり
詳細は以下の通りです。
ロームの株式分割の詳細について
ロームは、2023年9月30日を基準日として、「1→4」の株式分割を行います。
現在100株の株主は、株式分割によって400株に増加します。ただし、全体の投資資金は変わりません。
(分割前)12,000円×100株=(分割後)3,000円×400株=資金120万円
株数が4倍に増えても、株価が4分の1になるので、投資資金120万円で変わりません。
2023年9月28日から株価が4分の1になります。27日(水)までが分割前の株価、28日(木)から分割後の株価です。
ロームの配当金への影響について
ロームは3月決算企業です。9月に中間配当、翌年3月に期末配当(の権利)がもらえます。
ロームの配当金について
・2023年3月期の中間配当(22年9月)・・・1株100円
・2023年3月期の期末配当(23年3月)・・・1株100円
・2024年3月期の中間配当(23年9月)・・・1株100円(予定)
・2024年3月期の期末配当(24年3月)・・・1株25円(予定)
2024年3月期の期末配当(24年3月)から、分割後の株主が対象になります。
2023年3月期の中間配当と期末配当、2024年3月期の中間配当(23年9月)については分割前の株主が対象です。
分割前100株の株主
配当金100円×100株=10,000円
分割前100株の株主の場合、配当金は1万円(税込)です。
分割後400株の株主(2024年3月期の期末配当)
配当金25円×400株=10,000円
同じ株主が2024年3月期の期末配当をもらうケースです。1株あたりの配当金が4分の1に減っても、株数が4倍に増えるので、もらえる金額は変わりません。
ただし、業績の変動によって、増配または減配の可能性があります。
分割後100株の株主(2024年3月期の期末配当)
配当金25円×100株=2,500円
分割後に100株買った株主は、2,500円(税込)もらえます。
次回、中間配当の権利付き最終日は2023年9月27日(水)です。期末配当の権利付き最終日は2024年3月27日(水)です。配当金がほしい方は、それぞれの権利付き最終日までに買えば間に合います。