旧ど素人の株ブログ。初心者向け株式投資本を出版した管理人が、投資の苦手なネット株初心者でも取引できる株情報を提供中(当サイトは広告を含みます)。

ワットマンのMBOによる上場廃止と配当金、株主への影響について(TOB価格972円、手続きはSMBC日興証券)

2026.02.13

東証スタンダード上場のワットマン(9927)は、2026年2月13日、MBO(経営陣らによる自社買収)を目的としたTOB(株式公開買付け)の実施を発表しました。

ワットマンのMBOによる株式非公開化と上場廃止

このTOBは、投資ファンドのIAパートナーズが、ワットマンの普通株式を取得し、非公開化することを目的としています。これが成立した場合、ワットマンは一連の手続きを経て上場廃止となる見込みです。

ワットマンの株主が保有株を売却する方法としては、TOBに応募する方法と、市場で売却する方法の2つの選択肢があります。

TOBの条件とスケジュール

1. 買付価格(TOB価格):972円
2. 買付期間(TOB期間):2026年2月16日(月)から2026年4月2日(木)まで(32営業日)
3. 決済開始日:2026年4月9日(木)
4. 買付予定数(下限):3,592,600株
5. 公開買付代理人(応募窓口):SMBC日興証券
6. 配当:TOB成立を条件に2026年3月期の期末配当は無配

ワットマンの株価見通し

TOB発表前(2月13日)の終値は751円でした。TOB価格の972円は終値を大幅に上回るため、発表後はTOB価格にサヤ寄せする形で株価が上昇し、TOB期間中は972円近辺で推移することが予想されます。

TOBへの応募のメリット

ワットマンのTOBに応募するメリットは、TOB価格の972円で売却できることです。

具体的には、ワットマンの株式を保有している証券会社から、SMBC日興証券へ移管した上で、応募手続きを進める流れとなります。SMBC日興証券で売却するときの手数料は無料です。

SMBC日興証券の公開買付手続きについて

(A)ログイン→メッセージボックス→公開買付けのお知らせ→取扱銘柄一覧→ワットマン(9927)を選択
(B)ログイン→お取引→公開買付け→取扱銘柄一覧→ワットマン(9927)を選択

SMBC日興証券にログインして、銘柄一覧からワットマン(9927)を選択してください。上記のいずれかのルートから応募手続きを行うことが可能です。

TOBが成立した場合、2026年4月9日以降に買付代金が支払われる予定です。

現在のように株価がTOB価格より安い場合は、株式市場で売却するよりも、TOBに応募した方が手取りが多くなります。投資金額を1円でも多く回収したい株主は、TOBに申し込むと良いでしょう。

TOBによる配当への影響

ワットマンの配当金

ワットマンは3月決算の企業で、期末に配当を一括で支払います。配当の権利確定日は毎年3月末(期末配当)です。

2026年3月期の期末配当については、TOB成立を条件に無配(0円)となる予定です。TOBが不成立となった場合は、配当が再度検討される可能性があります。

ワットマンのTOBと株主への影響

ワットマン月足チャート

TOB価格の972円は、直近2年間の取引時間中最高値を上回る水準です。これにより、多くの株主にとって有利な価格で利益を確定できる状況となります。ワットマンの上場廃止が決定すれば、保有株式の売却によって株主の損益が最終的に確定します。

投資家が検討するポイント

(1)含み益がある場合:TOBに応募することで利益を確定できる
(2)資金を早急に確保したい場合:TOBの決済日を待たずに、株式市場で売却できる

(1)TOBに応募するには、原則としてSMBC日興証券の口座が必要です。口座がある方は応募手続きをご確認ください。

TOB期間が4月2日までと比較的長く設定されているため、現時点で口座を持っていない場合でも準備を十分に進めることができます。

(2)株価とTOB価格との差が大きいことから、2月16日(月)はストップ高比例配分が予想されます。市場での売却が難しい場合は、株価がTOB価格付近で安定する17日(火)以降に売却を検討できます。

関連記事

アーカイブ