INFORICHのMBOによる上場廃止と株主優待、株主への影響について(TOB価格4,560円、手続きは楽天証券など)
東証グロース上場のINFORICH(インフォリッチ、9338)は、2026年2月13日、MBO(経営陣らによる自社買収)を目的としたTOB(株式公開買付け)の実施を発表しました。
INFORICHのMBOによる株式非公開化と上場廃止
このTOBは、投資ファンドのベインキャピタル(株式会社BCJ-102)が、INFORICHの普通株式を取得し、非公開化することを目的としています。これが成立した場合、INFORICHは一連の手続きを経て上場廃止となる見込みです。
INFORICHの株主が保有株を売却する方法としては、TOBに応募する方法と、市場で売却する方法の2つの選択肢があります。
TOBの条件とスケジュール
1. 買付価格(TOB価格):4,560円
2. 買付期間(TOB期間):2026年2月16日(月)から2026年3月31日(火)まで(30営業日)
3. 決済開始日:2026年4月7日(火)
4. 買付予定数(下限):6,042,900株
5. 公開買付代理人:みずほ証券、楽天証券(復代理人)
6. 優待:TOB成立を条件に2026年12月期より廃止される予定
INFORICHの株価見通し
TOB発表前(2月13日)の終値は2,105円でした。TOB価格の4,560円は終値を大幅に上回るため、発表後はTOB価格にサヤ寄せする形で株価が上昇し、TOB期間中は4,560円近辺で推移することが予想されます。
TOBに応募するメリット
INFORICHのTOBに応募するメリットは、株価の変動を気にせずに、TOB価格の4,560円で株式を売却できることです。
具体的には、INFORICHの株式を保有している証券会社から、みずほ証券または楽天証券へ移管し、応募手続きを行う必要があります。
TOBが成立した場合、2026年4月7日以降に買付代金が支払われる予定です。
TOBによる株主優待の影響
INFORICHの株主優待は、自社サービス「ChargeSPOT」で利用可能なクーポンコードです。毎年6月末および12月末の株主は、年2回優待を受け取れます。
2026年度(2026年12月期)以降に予定されていた株主優待は、TOB成立を条件に廃止となります。TOBが不成立となった場合は、従来通り優待が実施される可能性があります。
なお、優待が廃止された場合でも、すでに権利が確定している2025年12月末時点の株主名簿に記載された株主への優待は実施され、順次発送される予定です。
INFORICHのTOBと株主への影響
チャート画像に引かれた黄色の線は、今回のTOB価格4,560円を示しています。この水準より安く購入した株主は含み益、高く購入した株主は含み損となります。INFORICHの上場廃止が決定すれば、保有株式の売却によって株主の損益が最終的に確定します。
投資家が検討するポイント
(1)含み益がある場合:TOBに応募することで利益を確定できる
(2)資金を早急に確保したい場合:TOBの決済日を待たずに、株式市場で売却できる
(1)TOBに応募するには、原則として、みずほ証券または楽天証券の口座が必要です。口座がある方は応募手続きをご確認ください。
(2)2月16日(月)から数日間はストップ高比例配分が続く可能性が高く、市場での売却を希望しても約定しないことが予想されます。株価がTOB価格付近で落ち着くと見込まれる19日(木)以降、株式市場での売却が検討できます。







