ジャパンインベストメントアドバイザーのライツ・オファリング(3)新株予約権の新規上場日
1月17日はジャパンインベストメントアドバイザー(71729)の新株予約権の新規上場日です。
基準値段は723円、ストップ高1,023円、ストップ安423円です。基準値段の計算式は、ジャパンインベストメントアドバイザーの1月16日終値が1,080円だったので
株価1,080円-新株357円=723円
となります。723円からスタートです。
ジャパンインベストメントアドバイザーの株主は、証券会社のポートフォリオの中に新株予約権が入っています(遅くても1月17日早朝に反映される)。これを使って新株を買うことができますし、株式市場で売却することもできます。
新株予約権2024年1月17日5分足チャート
始値600円、高値619円、安値499円、終値520円、出来高102万7000株
他のライツ銘柄と同じく、新株を買わない株主が寄り付きにまとめて売ったようです。売り気配で始まり、9月33分に600円で寄り付きました。
9時から3分おきに15円ずつ気配値が下がり、700円を下回ると10円ずつ下がります。
9時34分に高値619円をつけました。たった数秒の出来事ですから、高値で売るのは不可能でしょう。前場はこのまま右肩下がりの下落。後場に少しリバウンドしますが、終了間際に再度下落しました。
1日を通して新株予約権は板が薄くて、まとまった売買がやりづらい状況です。1,000株以上買うと、売るときが大変です。100株~200株の取引を小刻みに繰り返すのがベストだと感じました。
ジャパンインベストメントアドバイザー2024年1月17日5分足チャート
始値999円、高値1,049円、安値902円、終値921円、出来高178万1900株
ジャパンインベストメントアドバイザーの親株の株価は921円でした。権利落ちの後で株価が急騰したので、利益確定売りが多かったです。この日は右肩下がりの下落でした。
値動きが新株予約権と似ています。親株の下落が新株予約権の値下がりに影響したと思われます。
1月17日時点で親株と新株予約権の値段を比較すると、
(親株)921円-(新株)357円=564円>520円(新株予約権の値段)
新株予約権が44円割安です。
ジャパンインベストメントアドバイザーの新株予約権の権利行使について
ジャパンインベストメントアドバイザーのライツ・オファリングは、上場期間より権利行使期間が長いです。
・上場期間:2024年1月17日~3月5日(3月6日上場廃止)
・権利行使:2024年1月17日~3月11日
証券会社ごとに対応が異なりますが、来週から新株が株式市場に流通し始めます。新株が流通すると、親株の株価が下がりやすくなります。
また、新株予約権も上場廃止日が近づくと徐々に値下がりします。新株を買う予定のない方は、早めに売却して換金することをオススメします。