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地域新聞社のライツ・オファリング(6)新株予約権の売買最終日

2023.06.05

地域新聞社のライツの続きです。

本日6月5日(月)は、地域新聞社(2164)の新株予約権(21649)の売買最終日でした。

新株予約権を保有する株主は、6月9日までに1株367円で新株を購入するか、もしくは株式市場で売却できました。

地域新聞社の新株予約権日足チャート

地域新聞社の新株予約権日足チャート

6月5日終値27円。新株予約権は上場廃止日が近づくと、値段も下がります。5月29日から値段が急落し、下げのペースが早くなりました。

しかし、地域新聞社は新株予約権がマネーゲームの対象となって取引が盛り上がります。上場直後に安値9円から高値278円まで約31倍に急騰しました。

株主は新株予約権を高値で売ることができ、他のライツ銘柄に比べて恵まれた条件でした。

地域新聞社日足チャート

地域新聞社日足チャート

同じ時期の親株(本株)のチャートです。5日終値346円。

4月27日から新株の値段を下回ってしまいました。新株予約権の値段が高すぎるため、わざわざ新株予約権を買って新株を購入する投資家もいません。

地域新聞社の株がほしいなら、新株を買わなくても株式市場で安く買えます。

会社側は、ライツによる資金調達に大きな影響を与えそうです。

新株予約権の株主の今後について

新株予約権の売買が終了したので、新株を買う予定のない株主は、このままだと新株予約権が消滅します。

現在の株価は新株の値段より安いため、新株予約権の使い道がありません。新株予約権の多くが、このまま消滅することになりそうです。

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