パーソルホールディングスの株式分割と配当金、株主への影響について
パーソルホールディングスの株式分割の主なポイントについて
2023年8月10日、東証プライム上場のパーソルホールディングス(2181)が株式分割を発表しました。
・株式分割は「1→10」
・2024年3月期の期末配当から影響あり
詳細は以下の通りです。
パーソルホールディングスの株式分割の詳細について
パーソルホールディングスは2023年9月30日を基準日として、「1→10」の株式分割を行います。
現在100株の株主は、株式分割によって1,000株に増加します。ただし、全体の投資資金は変わりません。
(分割前)株価2,500円×100株=(分割後)株価250円×1,000株=資金25万円
株数が10倍に増えても、株価が10分の1になるので、投資資金は25万円で変わりません。
2023年9月28日から株価が10分の1になります。27日(水)までが分割前の株価、28日(木)から分割後の株価です。
パーソルホールディングスの配当金への影響について
パーソルホールディングスは3月決算企業です。毎年9月末に中間配当、翌年3月末に期末配当の権利がもらえます。
パーソルホールディングスの配当金について
・2023年3月期の中間配当(22年9月)・・・1株21円
・2023年3月期の期末配当(23年3月)・・・1株40円
・2024年3月期の中間配当(23年9月)・・・1株43円(予定)
・2024年3月期の期末配当(24年3月)・・・1株4.3円(予定)
2024年3月期の期末配当から、分割後の株主が対象になります。株主優待を考慮しない場合は1株43円ですから、前期に比べて3円増配です。
分割前100株の株主(2023年3月期の期末配当)
配当金40円×100株=4,000円
分割前100株の株主の場合、配当金は4,000円(税込)もらえました。
分割後1,000株の株主(2024年3月期の期末配当)
配当金4.3円×1,000株=4,300円
同じ株主が2024年3月期の期末配当をもらうケースです。1株あたりの配当金が減っても、株数が10倍に増えているので、前期に比べて300円多くなります。
分割後100株の株主(2024年3月期の期末配当)
配当金4.3円×100株=430円
分割後に100株買った株主は、配当金が430円(税込)もらえます。
2024年3月期の中間配当の権利付き最終日は2024年9月27日(水)です。期末配当の権利付き最終日は2024年3月27日(水)です。配当金がほしい方は、それぞれの権利付き最終日までに買えば間に合います。