フライングガーデンの株式分割は2025/9/29、配当金、株主優待、株主への影響について
東証スタンダード上場のフライングガーデン（3317）は、2025年8月18日（月）に株式分割を発表しました。
フライングガーデンの株式分割に関する主なポイント
・ 保有株数が2倍になり、株価は分割前の半分に調整される
・ 分割後も時価評価額に変化はない
・ 2026年3月期の期末配当は、分割後の株数に基づいて計算される
・ 2026年3月の優待から新制度が適用される
フライングガーデンの株式分割の詳細
フライングガーデンは2025年9月30日を基準日とし、その日の株主名簿に記載されている株主に対して、1株を2株に分割します。
例えば、分割前に100株を保有する株主は、分割後に200株を保有することになります。ただし、株価も調整されるため、時価評価額に変化はありません。
例：分割前の株価が3,000円の場合
・ 分割前：株価3,000円 × 100株＝300,000円
・ 分割後：株価1,500円 × 200株＝300,000円
この株式分割において、2025年9月26日（金）が株式分割の権利付き最終日です。この日までに株式を保有していれば、分割の権利が得られます。
そして、2025年9月29日（月）が権利落ち日です。この日から分割後の株価水準で取引が始まります。
フライングガーデンの配当について
フライングガーデンは3月決算の企業で、期末に一括配当を行います。毎年3月末が期末配当の権利確定日です。
2026年3月期の配当の詳細
・ 期末配当：1株あたり16円（分割後の株数に適用）
2026年3月期の期末配当は株式分割後の株数に基づいて計算され、1株あたり16円に修正されました。これは、株式分割前の1株あたり30円の配当と比べ、実質的に増配となります（分割後の1株あたり16円×2株＝32円）。
この配当を受け取るには、期末配当の権利付き最終日である2026年3月27日（金）までに株式を保有している必要があります。
フライングガーデンの株主優待について
新制度（2026年3月優待から）
(1)対象となる株主：毎年3月31日現在の株主名簿に記載または記録された、分割後200株以上を保有する株主
(2)株主優待の内容
・ 分割後200株以上：優待券2,000円分または自社商品
・ 分割後1,000株以上：優待券6,000円分または自社商品
・ 分割後2,000株以上：優待券12,000円分または自社商品
フライングガーデンの株主優待は、レストランの食事や弁当に利用できる優待券または自社商品です。毎年3月末の株主は年1回、優待が受け取れます。
2026年3月末に権利が確定する優待から新制度となり、株式分割後の株数に基づいて適用されます。新制度では、優待取得に必要な株数は実質的に2倍となりますが、株式分割による調整のため、優待内容と取得に必要な金額は変わりません。
この優待を受け取るには、株主優待の権利付き最終日である2026年3月27日（金）までに株式を保有している必要があります。
