ラピーヌ、時価総額10億円未満で上場廃止危機
2021年1月4日、東京証券取引所は2部上場のラピーヌ(8143)が時価総額10億円未満により、上場廃止に係る猶予期間入りになったと発表しました。
猶予期間は2021年9月30日までの9ヶ月間。この期間までに月間平均の時価総額と月末の時価総額が10億円に届かないと、ラピーヌの上場廃止が決定します。
ただし、事業計画改善書を提出しない場合は、2021年3月31日までに期間が短縮されます。
ラピーヌは2019年2月期から営業赤字が続いています。なんとか10億円に復活してほしいところです。
ラピーヌ日足チャート
・1月4日終値343円
・時価総額8億8050万2952円(株価343円×発行済株式総数256万7064株)
・時価総額10億円以上に必要な株価・・・390円
ラピーヌの今後について
2021年9月30日もしくは3月31日までに、月間平均の時価総額および月末の時価総額が10億円以上にならないと、上場廃止が決定します。
ラピーヌの場合、時価総額10億円をクリアするには、株価が390円以上でないといけません。
株価390円×256万7064株=10億0115万4960円
ラピーヌは2020年3月に高値1077円をつけた後、右肩下がりです。コロナの影響などもあり、婦人服等が売れずに苦戦しています。
注目は大株主のフリージア・マクロスです。業績回復による株価上昇は時間的に厳しいので、企業再編や優待拡充などの株価対策に期待したいです。