日本触媒と三洋化成工業、経営統合の中止で株価急落
日本触媒と三洋化成工業の統合比率決定の続きです。
2020年10月21日、東証1部上場の日本触媒(4114)と三洋化成工業(4471)は、経営統合の中止を発表しました。
・2019年5月29日・・・経営統合発表
・2019年11月29日・・・統合比率発表:日本触媒「1.225」、三洋化成工業「1」
・2020年4月13日・・・経営統合の延期、統合比率の見直し
・2020年10月21日・・・経営統合の中止
2019年5月29日に両社の経営統合が発表されて、11月29日に統合比率が決定します。
しかし、新型コロナウイルスによる感染拡大と原油、石油製品相場の急落により、雲行きが怪しくなりました。
2020年4月13日には経営統合が延期され、統合比率の見直しも発表されます。
結局、経営統合は実現せずに中止となりました。
日本触媒日足チャート
10月22日終値5,280円。前日比190円安(-3.47%)でした。
中止の影響で売られています。
三洋化成工業日足チャート
10月22日終値4,495円。前日比355円安(-7.32%)でした。
三洋化成工業の方が下落率が大きいです。両社を比較して、三洋化成工業の株価が割安と評価されて、今まで買われていたのでしょう。
経営統合の中止で、その効果がなくなり、投資家の売りにつながったようです。