日本ペイントホールディングスが優待廃止を発表
10月22日、東証1部上場の日本ペイントホールディングス(4612)が株主優待の廃止を発表しました。
・自社製品・クオカード・食品ギフトを廃止(2019年12月が最後)
・投資資金:97万円~
詳細は以下の通りです。
株主優待の詳細
株主優待の内容
(1)対象となる株主・・・毎年12月31日現在の株主名簿に記載または記録された100株以上保有の株主
(2)株主優待の内容・・・※自社製品、クオカード、食品ギフト、社会貢献の中から1つ選択
(3)発送時期・・・毎年3月末ごろ(優待選択用紙)、毎年7月下旬ごろ(優待発送)
※3事業年度の継続保有・・・毎年12月31日現在の株主名簿に同一株主番号で3事業年度以上継続保有した株主。同一株主番号で6月30日および12月31日現在の株主名簿に7回以上記載または記録された株主。
保有期間と保有株数の一覧
3事業年度未満 | 3事業年度以上 | |
---|---|---|
100株以上 | 自社製品1,000円相当 クオカード500円分 社会貢献500円 |
自社製品1,500円相当 クオカード1,000円分 社会貢献1,000円 |
300株以上 | 自社製品3,000円相当 クオカード1,500円分 食品ギフト1,500円分 社会貢献1,500円 |
自社製品3,500円相当 クオカード2,000円分 食品ギフト2,000円分 社会貢献2,000円 |
日本ペイントホールディングスは自社製品、クオカード、食品ギフトです。毎年12月末の株主は年1回、優待がもらえました。優待の代わりに寄付を選ぶこともできました。
次回、2020年12月優待が廃止となり、2019年12月優待が最後です。
日本ペイントホールディングス日足チャート
10月23日終値9,700円。2017年12月から始まった優待ですが、3回で終わってしまいました。
ただ、優待新設のときと同じく、廃止でも株価への影響は限定的です。
・株価9,700円×100株=97万円
日本ペイントホールディングスの株主になるには97万円の資金が必要です。
外国人投資家の保有比率も高いですし、少数株主が有利になる優待から、公平な株主還元へシフトしたようです。