かどや製油のTOBによる上場廃止と配当金、株主優待、株主への影響について(TOB価格2,514円)
2026年9月14日(月)、投資ファンドのインテグラルは、東証スタンダード上場のかどや製油(2612)に対してTOB(株式公開買付け)を実施すると正式に発表しました。
かどや製油のTOB:非公開化による上場廃止
インテグラルはかどや製油の株式を取得し、かどや製油を非公開化することを目的としています。TOBが成立し、その後の手続が完了すれば、かどや製油は上場廃止となる見込みです。
株主が保有株を売却し利益を確定させるには、指定の期間内にTOBに応募する方法と、市場で売却する方法の2つの選択肢があります。
TOB条件とスケジュール
1. 買付価格(TOB価格):2,514円
2. 買付期間(TOB期間):2026年9月15日(火)から10月30日(金)まで(30営業日)
3. 決済開始日:2026年11月9日(月)
4. 買付予定数(下限):13,847,100株
5. 公開買付代理人(応募窓口):大和証券
6. 配当:2027年3月期の期末配当はTOBの成立を条件に無配(0円)へ修正
7. 優待:2027年3月期よりTOB成立を条件に廃止される予定
かどや製油の株価見通し
TOB発表当日の終値(9月14日)は2,419円でした。TOB価格の2,514円は終値を上回るため、発表後はTOB価格にサヤ寄せする形で株価が上昇し、上場廃止までTOB価格近辺で推移することが予想されます。
かどや製油のTOBに応募するメリット
かどや製油のTOBに応募するメリットは、今後の市場価格の変動に左右されず、TOB価格である1株2,514円で確実に株式を売却できることです。
具体的には、かどや製油の株式を保有している証券会社から、大和証券へ移管し、応募手続きを行う必要があります。
TOBが成立した場合、2026年11月9日(月)以降に買付代金が支払われる予定です。
TOBによる配当への影響
かどや製油は3月決算企業で、期末に一括で配当を支払います。期末配当の権利確定日は毎年3月末です。
2027年3月期の配当については、TOB成立を条件に、前回予想の47円から無配へ修正されました。なお、TOBが不成立となった場合は、配当方針が再度検討される可能性があります。
TOBによる株主優待の影響
かどや製油の株主優待は自社製品の詰め合わせです。毎年3月末の株主を対象に実施されてきました。
しかし、TOB成立を条件に、株主優待制度の廃止が決定しました。これにより、2026年3月分を最後に、優待制度は終了となります。
かどや製油のTOBと株主への影響
チャート画像に引かれた黄色の線は、今回のTOB価格2,514円を示しています。この水準より安く購入した株主は含み益、高く購入した株主は含み損となります。かどや製油の上場廃止が決定すれば、保有株式の売却によって株主の損益が最終的に確定します。
投資家が検討するポイント
(1)含み益がある場合:TOBに応募することで利益を確定できる
(2)資金を早急に確保したい場合:TOBの決済日を待たずに、株式市場で売却できる
(1)TOBに応募するには、原則として大和証券の口座が必要です。口座がある方はTOB期間中に応募手続きをご確認ください。
(2)9月15日以降の株式市場で売却できます。








