ユタカ技研のTOBによる上場廃止と配当金、株主への影響について(TOB価格3,024円)
インドの自動車部品大手のマザーサン・グループは、2025年8月29日(金)前場終了後に東証スタンダード上場のユタカ技研(7229)に対し、株式公開買い付け(TOB)を行うと発表しました。
ユタカ技研のTOB:株式の非公開化で上場廃止へ
ユタカ技研の株式は、全体の69.66%を親会社である本田技研工業(7267)が、残りの30.34%を少数株主が保有しています。このTOBは、マザーサンが親会社の本田技研工業と共同で少数株主の保有分をすべて買い取って非公開化することを目的としており、成立すればユタカ技研は上場廃止となる見込みです。
ユタカ技研の株主は、TOBに応募して保有株を売却するか、株式市場で売却するかのいずれかを選択できます。
ユタカ技研のTOBの条件とスケジュール
1. TOB価格:3,024円
2. TOB期間:2026年1月下旬開始予定(20営業日)
3. 決済の開始日:2026年2月下旬~3月上旬
4. 買付予定株式数:上限なし、下限なし
5. 買付代理人:未定
6. 配当:無配
ユタカ技研の株価の今後の見通し
8月28日終値は2,843円でした。29日前場終了後にTOBを発表したため、後場に株価が上昇してTOB価格に到達しました。今後は上場廃止まで3,024円前後で推移すると考えられます。
ユタカ技研のTOBに応募するメリット
ユタカ技研のTOBに応募するメリットは、TOB価格の3,024円で売却できることです。詳細なスケジュールは後日発表予定です。
ユタカ技研のTOBによる配当への影響
ユタカ技研は3月決算の企業です。毎年9月末が中間配当、3月末が期末配当の権利確定日です。
2026年3月期の配当は、TOB実施により無配が決定しました。
ユタカ技研のTOBと株主への影響
TOB価格の3,024円が8月28日終値である2,843円を上回るため、多くの株主が利益を確定できる状況となります。ユタカ技研の上場廃止が決定すれば、保有株式の売却によって株主の損益が最終的に確定します。
投資家が検討するポイント
(1)含み益がある場合:TOBの詳細の発表を待つ
(2)資金を早急に確保したい場合:すでに売却済み
(1)TOB開始前に、スケジュールを含めた詳細が発表される予定です。TOBに応募する予定の方は気長に待ちたいです。
(2)株価がTOB価格に到達しました。急ぐ投資家は、すでに売却済みでしょう。