養命酒製造のTOBによる上場廃止と配当金、株主優待、株主への影響について(TOB価格4,050円)
株式会社レノ(投資ファンド)は、2026年2月25日(水)未明、東証プライム上場の養命酒製造に対し、TOB(株式公開買付け)を実施すると正式発表しました。
養命酒製造のTOB:非公開化を経てツムラの完全子会社へ
このTOBは、投資ファンドが一般株主の保有する株式を取得し、非公開化することを目的としています。TOB成立後、一連の手続きを経て養命酒製造は上場廃止となり、最終的にツムラ(4540)が全ての株式を取得する予定です。
養命酒製造の株主が保有株を売却するには、指定の期間内にTOBに応募する方法と、株式市場で売却する方法の2つの選択肢があります。
1. 買付価格(TOB価格):4,050円
2. 買付期間(TOB期間):2026年2月25日(水)から2026年4月8日(水)まで(30営業日)
3. 決済開始日:2026年4月15日(水)
4. 買付予定数(下限):1,903,900株
5. 公開買付代理人:三田証券株式会社
6. 配当:TOB成立を条件に2026年3月期の期末配当は無配(0円)となる予定
7. 優待:TOB成立を条件に2026年9月分より廃止(2025年9月分が最後)
養命酒製造の株価見通し
TOB発表前日(2月24日)の終値は4,595円でした。今回の買付価格4,050円は直近終値を大きく下回る「ディスカウントTOB」となるため、発表後はTOB価格にサヤ寄せする形で株価が下落し、上場廃止まで4,050円近辺で推移することが予想されます。
TOBに応募するメリット
養命酒製造のTOBに応募するメリットは、今後の市場価格の変動に左右されず、TOB価格である1株4,050円で確実に株式を売却できることです。
具体的には、養命酒製造の株式を保有している証券会社から、三田証券へ移管し、応募手続きを行う必要があります。
TOBが成立した場合、2026年4月15日(水)以降に買付代金が支払われる予定です。
TOBによる配当への影響
養命酒製造は3月決算企業です。配当の基準日は毎年9月末(中間配当)と3月末(期末配当)に設定されています。
2026年3月期の期末配当については、TOB成立を条件に無配(0円)となる予定です。なお、TOBが不成立となった場合は、配当方針が再度検討される可能性があります。
TOBによる株主優待の影響
養命酒製造の株主優待は「自社商品詰め合わせ」で、毎年9月末の株主を対象に実施されてきました。
しかし、TOB成立を条件に2027年3月期分(2026年9月末基準)からの廃止が決定しました。これにより、すでに実施された2025年9月分が実質的に最後の優待となります。
養命酒製造のTOBと株主への影響
チャート画像に引かれた黄色の線は、今回のTOB価格4,050円を示しています。この水準より安く購入した株主は含み益、高く購入した株主は含み損となります。養命酒製造の上場廃止が決定すれば、保有株式の売却によって株主の損益が最終的に確定します。
投資家が検討するポイント
(1)含み益がある場合:TOBに応募することで利益を確定できる
(2)資金を早急に確保したい場合:TOBの決済日を待たずに、株式市場で売却できる
(1)TOBに応募するには、原則として三田証券の口座が必要です。口座がある方は応募手続きをご確認ください。
(2)株式市場で売却できます。








