IMAGICA GROUPのMBOによる上場廃止と配当金、株主への影響について(TOB価格795円)
2025年5月9日、東証プライム上場のIMAGICA GROUP(イマジカグループ、証券コード:6879)はMBO(経営陣等による自社買収)によるTOB(株式公開買い付け)を発表しました。
MBOによるIMAGICA GROUPの上場廃止の理由
IMAGICA GROUPの経営陣等が、IMAGICA GROUPの残りの株式をすべて買い取って非公開化するため、同社は上場廃止になる予定です。
IMAGICA GROUPの株主は、TOBに応募して保有株式を売却するか、株式市場で売却することもできます。
IMAGICA GROUPのTOBの条件とスケジュール
1. TOB価格:795円
2. TOB期間:2025年5月12日(月)から6月20日(金)まで(30営業日)
3. 決済の開始日:2025年6月27日(金)
4. 買付予定株数:上限なし、下限4,841,400株
5. 買付代理人:大和証券
6. 配当:記載なし
IMAGICA GROUPの株価の今後の見通し
5月9日の終値は556円でした。TOB発表後、株価はTOB価格に向かって上昇する動きが予想されます。その後は、上場廃止まで横ばいが続くと考えられます。
IMAGICA GROUPのTOBに応募するメリット
IMAGICA GROUPのTOBに応募するメリットは、TOB価格795円で売却できることです。
具体的には、IMAGICA GROUPの株式を保有している証券会社から、大和証券へ移管し、売却の手続きを行う必要があります。
TOBに応募すると、2025年6月27日以降に買付代金が支払われる予定です。
IMAGICA GROUPのTOBによる配当への影響
IMAGICA GROUPは3月決算の企業で、期末に一括配当を行う企業です。毎年3月末に期末配当の権利確定日があります。
2026年3月期の期末配当は、「記載なし」となりました。IMAGICA GROUPは上場廃止を予定しているため、期末配当の権利確定日を迎える前に上場廃止となる可能性が高いです。
IMAGICA GROUPのTOBと株主への影響
2023年以降にIMAGICA GROUPの株式を購入した株主は含み益がある状態です。IMAGICA GROUPの上場廃止が決定すれば、株主の損益も確定します。
投資家が検討するポイント
(1)含み益がある場合:TOBに応募することで利益を確定できる
(2)資金を早急に確保したい場合:株式市場で売却することもできる
(1)TOBに応募するには大和証券の口座が必要です。口座をお持ちの方は、応募手続きをご確認ください。
(2)5月14日以降、株式市場で売却できます。