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フェイスのMBOによる上場廃止と配当金、株主の今後について(TOB価格1,220円)

2024.11.14

2024年11月14日、東証スタンダード上場のフェイス(4295)がMBO(経営陣等による自社買収)によるTOB(株式公開買い付け)を発表しました。

フェイスがMBOで上場廃止になる理由について

経営陣等がフェイスの残りの株を全部買い取り非公開化するため、フェイスは上場廃止になる予定です。

フェイスの株主はTOBに参加して保有株を買い取ってもらうか、株式市場で売却できます。

フェイスのTOBの条件とスケジュールについて

(1)TOB価格:1,220円
(2)TOB期間:2024年11月15日(金)から12月26日(木)まで
(3)決済の開始日:2025年1月8日(水)
(4)買付予定株数:上限なし、下限275万7800株
(5)証券会社:野村證券
(6)配当:TOB成立を条件に無配となる

TOB価格1,220円、TOB期間は2024年11月15日(金)から12月26日(木)までの30営業日です。期末配当はTOB成立を条件に無配になります。

フェイス株価の今後の見通し

・11月14日:379円
・11月15日:459円(+80)
・11月18日:539円(+80)
・11月19日:939円(+400)
・11月20日:1,220円(+281)

11月14日の終値は379円です。15日から株価が上昇し、TOB価格に近づく動きが予想されます。20日にTOB価格付近に到達した後、上場廃止まで横ばいが続く見込みです。

フェイスのTOBに参加するメリット

フェイスのTOBに参加するメリットは、TOB価格1,220円で株式を買い取ってもらえることです。

具体的には、フェイスの株を買った証券会社から、野村證券に移管し、株式を売却します。TOBに申し込むと、2025年1月8日以降に投資金額が戻ってきます。

フェイスの配当金に対する影響について

フェイスの配当金への影響について

フェイスは3月決算企業です。毎年9月末に中間配当、翌年3月末に期末配当の権利を得ることができます。

・2025年3月期の中間配当(2024年9月):1株5円
・2025年3月期の期末配当(2025年3月):無配

2025年3月期の期末配当は、TOB成立を条件に無配になります。前回予想は1株5円でした。ただし、TOBが成立しない場合は、配当が支払われる可能性もあります。

フェイスのMBOと株主の今後について

フェイスの月足チャート

フェイスの月足チャートです。TOB価格が直近の高値を上回るため、株主は含み益が出ている状態です。仮にフェイスの上場廃止が決定すれば、株主の損益も確定します。

(1)含み益が出ている投資家:TOBへの参加が有利
(2)資金回収を急ぐ投資家:株式市場で売却

(1)TOBに参加するには、野村證券の口座が必要です。口座がある方は確認してみてください。

(2)11月20日以降、株式市場で売却することも可能です。

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