CGDの株式交換による上場廃止と配当金、株主の今後について(2024年12月12日廃止)
2024年8月8日、東証スタンダード上場のCLホールディングス(4286)は、CDG(2487)に対してTOB(株式公開買い付け)を行うと発表し、9月25日にTOB成立が発表されました。
そして10月9日、CLホールディングスはCDGを株式交換で完全子会社化すると発表しました。
CDGの株式交換による上場廃止と株主の今後について
・CDGは2024年12月12日上場廃止
・CDGの株はCLホールディングスの株に換わる
・CLホールディングス「1」、CDG「1.72」
CDGは2024年12月12日(木)上場廃止になる予定です。最終売買日は12月11日(水)です。
重要な株式交換比率は、CLホールディングス「1」に対して、CDG「1.72」です。CDGの上場廃止後、CDG1株はCLホールディングス1.72株に換わります。
例えば、CDGを100株保有する株主は、CLホールディングス172株になります。CLホールディングスは100株単位で取引するので、72株が単元未満株です。
単元未満株は、SBI証券やマネックス証券、auカブコム証券などのネット証券を利用すれば、普通に売買できます。株数に応じて、CLホールディングスの配当金がもらえます。
CDGの上場廃止後の保有株について
(12月11日まで)CDG100株
(上場廃止後)CLホールディングス172株
上のCDG100株の株主は、このように換わります。
CDGの今後の株価について
10月10日以降に両社の株価が近づくように動きます。サヤ寄せです。10月9日時点で、CLホールディングス966円、CDG1,671円です。仮にCLホールディングスの株価が966円で動かないとすると、
966円×1.72=1,661.52円
となり、CDGは約10円割高です。ただし、CLホールディングスの株価も動くので、
・CLホールディングス1,000円、CDG1,720円
・CLホールディングス900円、CDG1,548円
となる可能性もあります。
サヤ寄せが終わったら、両社の株価が連動します。親会社である「CLホールディングス」の株価が上がれば、子会社の「CDG」の株価も上がる。逆に親会社が下がれば子会社も下がる。
この傾向が上場廃止まで続く見込みです。
CDGの配当金について
・2023年12月期の期末配当・・・1株21円
・2024年12月期の期末配当・・・無配
CDGは12月決算企業で、期末一括配当銘柄です。毎年12月末に期末配当の権利がもらえました。
2024年12月期の期末配当については、TOB成立を条件に無配になりました。前回予想は1株18円でした。