CGDのTOBによる上場廃止と配当金、株主の今後について(TOB価格1,680円、手続きはSBI証券)
2024年8月8日、東証スタンダード上場のCLホールディングス(4286)は、CDG(2487)に対してTOB(株式公開買い付け)を行うと発表しました。
CDGが上場廃止になる理由について
大株主のCLホールディングスがCDGの残りの株を全部買い取って非公開にするため、CDGは上場廃止になる予定です。
CDGの株主は、TOBに参加して保有株を買い取ってもらうか、もしくは株式市場で売却できます。
CDGのTOBの条件とスケジュール(日程)について
(1)TOB価格・・・1,680円
(2)TOB期間・・・2024年8月9日(金)から9月24日(火)まで
(3)決済の開始日・・・2024年10月1日(火)
(4)買付予定株数・・・上限なし、下限127万5495株
(5)証券会社・・・SBI証券
(6)配当・・・TOB成立を条件に無配
TOB価格1,680円、TOB期間は2024年8月9日(金)から9月24日(火)までの30営業日です。配当金については、TOB成立を条件に無配になります。
CDGの今後の株価について
株価が上昇し、TOB価格にサヤ寄せしました。今後、上場廃止まで横ばいが続く見込みです。
CDGのTOBに参加するメリットについて
CDGのTOBに参加するメリットは、TOB価格1,680円で買い取ってもらえること、手続きを経験できることです。
具体的には、CDGの株を買った証券会社から、SBI証券に移管して(移動して)売却します。
SBI証券のTOB手続き
・ログイン→国内株式→新着情報→株式会社CDG-普通株式の公開買付け応募手続のご案内
・ログイン→受付中のTOB→CDGを選択
SBI証券にログイン後に「国内株式」へ移動し、CDGを選択してください。または、ログイン後に「受付中のTOB」からCDGを選択してください。
TOBに申し込むと、2024年10月1日以降に投資資金が戻ってきます。SBI証券で売却するときの手数料は無料です。
現在のように株価がTOB価格より安い場合は、株式市場で売却するよりも、TOBに参加した方が手取りが多くなります(※100株につき、300円~400円)。
投資資金を1円でも多く回収したい株主は、TOBに申し込むと良いでしょう。
CDGの配当金について
・2023年12月期の期末配当・・・1株21円
・2024年12月期の期末配当・・・無配
CDGは12月決算企業で、期末一括配当銘柄です。毎年12月末に期末配当の権利がもらえます。
2024年12月期の期末配当については、TOB成立を条件に無配になります。前回予想は1株18円でした。
ただし、配当金がなくなるのはTOB成立が条件ですから、不成立となった場合は元に戻る可能性があります。
CDGの株主の今後について
CDGの月足チャートです。TOB価格が直近の高値を上回るため、株主は含み益の状態です。
仮にCDGの上場廃止が決定すると、株主の損益も確定します。
(1)含み益の投資家・・・TOB参加
(2)資金回収を急ぐ投資家・・・すでに売却済み
(1)TOBに参加するにはSBI証券の口座が必要です。口座がある方は試してみてください。
TOB期間は「9月24日まで」ですから、これから口座を準備しても間に合います。
(2)株価がTOB価格付近まで上昇しました。急ぐ投資家は、すでに売却済みでしょう。