和弘食品の株式分割と配当金、株主優待、株主への影響について
和弘食品の株式分割の主なポイントについて
2023年6月1日、東証スタンダード上場の和弘食品(2813)が株式分割を発表しました。
・株式分割は「1→3」
・2024年3月期の期末配当から影響あり
・株主優待は実質的な変更なし
詳細は以下の通りです。
和弘食品の株式分割の詳細について
和弘食品は、2023年9月30日を基準日として、「1→3」の株式分割を行います。
現在100株の株主は、株式分割によって300株に増加します。ただし、全体の投資資金は変わりません。
(分割前)株価9,000円×100株=(分割後)株価3,000円×300株=資金90万円
株数が3倍に増えても、株価が3分の1になるので、投資資金は90万円で変わりません。
2023年9月28日から株価が3分の1になります。27日(水)までが分割前の株価、28日(木)から分割後の株価です。
和弘食品の配当金への影響について
和弘食品は3月決算企業で期末一括配当銘柄です。毎年3月末に期末配当の権利がもらえます。
和弘食品の配当金について
・2023年3月期の期末配当・・・1株65円
・2024年3月期の期末配当・・・1株17円
2024年3月期の期末配当から、分割後の株主が対象になります。株式分割を考慮しない場合は1株51円です。前期に比べて14円減配です。
分割前100株の株主(2023年3月期の期末配当)
配当金65円×100株=6,500円
分割前100株の株主の場合、配当金は6,500円(税込)もらえました。
分割後300株の株主(2024年3月期の期末配当)
配当金17円×300株=5,100円
同じ株主が2024年3月期の期末配当をもらうケースです。1株ああたりの配当金が減って、株数が3倍に増えていますが、前期に比べて1,400円減っています。
分割後100株の株主(2024年3月期の期末配当)
配当金17円×100株=1,700円
分割後に100株買った株主は、配当金が1,700円(税込)もらえます。
次回、2024年3月期の期末配当の権利付き最終日は2024年3月27日(水)です。配当金がほしい方は3月27日までに買えば間に合います。
和弘食品の株主優待の変更について
(変更後)
(1)対象となる株主・・・毎年3月31日現在の株主名簿に記載または記録された300株以上保有の株主
(2)株主優待の内容
・300株以上・・・北海道産品の詰め合わせ2,000円相当
・3,000株以上・・・北海道産品の詰め合わせ5,000円相当
和弘食品の株主優待は北海道産品の詰め合わせです。毎年3月末の株主は年1回、優待がもらえます。
今回の変更により、優待獲得に必要な株数が全て3倍になりました。ただし、株式分割で株主の保有株も3倍に増加します。実質的な変更はありません。
優待をもらうための投資資金について
・株価3,000円×300株=90万円(2,000円相当)
・株価3,000円×3,000株=900万円(5,000円相当)
仮に分割後の株価が3,000円だとすると、優待をもらうには90万円の資金が必要です。
次回、2024年3月優待の権利付き最終日は2024年3月27日(水)です。優待がほしい方は3月27日までに買えば間に合います。