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スバル興業の株式分割と配当金、株主優待、株主への影響について

スバル興業の株式分割の主なポイントについて

2023年12月21日、東証スタンダード上場のスバル興業(9632)が株式分割を発表しました。

・株式分割は「1→5」
・2025年1月期の中間配当から影響あり
・株主優待は実質的な変更なし

詳細は以下の通りです。

スバル興業の株式分割の詳細について

スバル興業は2024年1月31日を基準日として、「1→5」の株式分割を行います。

現在100株の株主は、株式分割によって500株に増加します。ただし、全体の投資資金は変わりません。

(分割前)株価14,000円×100株=(分割後)株価2,800円×500株=資金140万円

株数が5倍に増えても株価が5分の1になるので、投資資金は140万円で変わりません。

2024年1月30日から株価が5分の1になります。29日(月)までが分割前の株価、30日(火)から分割後の株価です。

スバル興業の配当金への影響について

スバル興業の配当金への影響について

スバル興業は1月決算企業です。毎年7月末に中間配当、翌年1月末に期末配当の権利がもらえます。

スバル興業の配当金について

・2024年1月期の中間配当(23年7月)・・・1株130円
・2024年1月期の期末配当(24年1月)・・・1株270円
・2025年1月期の中間配当(24年7月)・・・1株26円(仮)

2025年1月期の中間配当から分割後の株主が対象になります。2024年1月期の期末配当については、1株270円(普通配当130円、特別配当140円)に増額修正されました(12月7日発表)。

分割前100株の株主(2024年1月期の期末配当)

配当金270円×100株=27,000円

分割前100株の株主の場合、配当金は27,000円(税込)もらえます。

分割後500株の株主(2025年1月期の中間配当)

配当金26円×500株=13,000円

同じ株主が2025年1月期の中間配当をもらうケースです。仮に前期と同じ配当水準を続けるなら、1株あたりの配当金が減っても株数が増えているので、もらえる金額は前期と変わりません。

次回、2024年1月期の期末配当の権利付き最終日は2024年1月29日(月)です。配当金がほしい方は1月29日までに買えば間に合います。

スバル興業の株主優待について

(変更後)

(1)対象となる株主・・・毎年1月31日現在の株主名簿に記載または記録された500株以上保有の株主
(2)株主優待の内容
・500株以上・・・「TOHOシネマズ」ギフトカード2,000円分(3年以上:3,000円分)
・1,000株以上・・・「TOHOシネマズ」ギフトカード3,000円分(3年以上:4,000円分)
・1,500株以上・・・「TOHOシネマズ」ギフトカード4,000円分(3年以上:5,000円分)

スバル興業の株主優待はTOHOシネマズのギフトカードです。毎年1月末の株主は年1回、優待がもらえます。株主を3年以上続けると、金額が1,000円アップします。

株式分割により、優待に必要な株数が5倍に増えました。ただし、株主の保有株も5倍に増加するので、実質的な変更はありません。2025年1月優待から新制度が適用されます。

次回、2024年1月優待(分割前)の権利付き最終日は2024年1月29日(月)です。優待がほしい方は1月29日までに買えば間に合います。

優待をもらうための投資資金について(株式分割後)

・株価2,800円×500株=140万円(2,000円分)
・株価2,800円×1,000株=280万円(3,000円分)
・株価2,800円×1,500株=420万円(4,000円分)

分割後の株価が2,800円の場合です。ギフトカードをもらうためには140万円の資金が必要です。

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