ディー・ディー・エスが株価急落、監理銘柄(審査中)に指定される(2023年5月15日審査開始)
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ディー・ディー・エスの株価急落の理由について
2022年12月期第1四半期報告書の提出期限が迫っていた、東証グロース上場のディー・ディー・エス(3782)。間に合わせるのを優先して、不完全な状態の報告書を提出していたようです。
2023年5月15日、東京証券取引所はディー・ディー・エスを監理銘柄(審査中)に指定しました。
監理銘柄指定期間
2023年5月15日(月)から東京証券取引所が当社株式について上場廃止基準に該当するかどうかを認定した日まで。
5月15日からディー・ディー・エスの「上場維持or上場廃止」の審査が行われます。仮に内部管理体制等に改善の見込みがないと判断された場合は、ディー・ディー・エスは上場廃止基準に該当し、ディー・ディー・エスの上場廃止が決定します。
直近の事例では、アジア開発キャピタルが2023年2月7日から審査が始まり、3月29日に上場廃止が決まりました。
審査に約2ヶ月かかっているので、ディー・ディー・エスも同様の期間が必要だとすると、7月中に結論が出ると思われます。
ディー・ディー・エス日足チャート
・5月16日:始値46円、高値52円、安値42円、終値46円、出来高402万4100株
5月16日終値46円。前日比21円安(-31.34%)でした。売り注文が殺到し、10時に46円で寄り付きました。その後は、ほぼ40円台で推移しています。
ディー・ディー・エスの株主が上場廃止リスクを避けるために処分売りをしているようです。
仮にディー・ディー・エスの上場廃止が決定すると、さらに売り注文が殺到します。マネーゲームは失敗したときの損失が大きすぎるので、投資家も積極的に参加しづらいです。
「上場維持or上場廃止」の結果を見てから取引することをオススメします。