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(追記あり)ALBERTのTOBによる上場廃止と配当金、株主の今後について(2022年12月26日廃止)

2022.09.30

2022年9月29日、アメリカのアクセンチュアはALBERT(3906)に対して、TOB(株式公開買い付け)を行うと発表しました。

TOBの条件について

(1)TOB価格・・・9,180円
(2)TOB期間・・・2022年9月30日(金)から11月14日(月)まで
(3)決済の開始日・・・2022年11月21日(月)
(4)買付予定株数・・・上限なし、下限308万4200株
(5)証券会社・・・みずほ証券
(6)配当・・・TOB成立を条件に無配

TOB価格9,180円、TOB期間は2022年9月30日(金)から11月14日(月)までの30営業日です。

手続きが順調に進むと、ALBERTは上場廃止になります。2022年12月期の配当金については、TOB成立を条件に無配になります。

ALBERTの今後の株価について

日付 株価 前日比
9/29 4,145
9/30 4,845 +700
10/3 5,550 +705
10/4 9,180 +3,630

9月30日終値4,845円。700円ストップ高になりました。株価がTOB価格にサヤ寄せしています。

今後もTOB価格付近まで上昇し、その後は上場廃止まで横ばいが続く見込みです。10月4日にTOB価格に到達するでしょう。

なお、10月3日から株価5,000円以上で10円刻みになります。また、4日は2営業日連続ストップ高で制限値幅の4倍適用となり、上限1,000円が4,000円に拡大される予定です。

TOBに参加するメリットについて

メリットはTOB価格9,180円で買い取ってもらえること、手続きを経験できることです。

具体的にはALBERT株を購入した証券会社からみずほ証券に移管して(移動して)売却します。

2022年11月21日以降に投資資金が戻ってきます。

ALBERTの配当金について

ALBERTは12月決算企業です。2022年12月期の期末配当については、TOB成立を条件に無配となります。

今期予想は未定、前期は無配でした。

ALBERTの株主の今後について

ALBERT月足チャート

ALBERT月足チャート

月足チャート5年分です。TOB価格の水準に黄色の線を引いています。

コロナ前の株主に含み損の方がいます。仮にALBERTの上場廃止が決定すると、投資家の損益も確定します。

(1)含み益の投資家・・・TOB参加
(2)資金回収を急ぐ投資家・・・夜間取引または株式市場で売却
(3)含み損の投資家・・・TOB価格引き上げに期待

(1)TOBに参加するにはみずほ証券の口座が必要です。口座がある方は試してみてください。

(2)10月3日夜間取引から売却できます。SBI証券や楽天証券、松井証券で買った方は試してみてください。

その他の方は4日の株式市場で売却できます。

(3)ダメ元で引き上げに期待したいです。

(追記)ALBERTの上場廃止日決定

ALBERTの上場廃止までのスケジュールが決定しました。

上場廃止日は2022年12月26日(月)、売買最終日は12月23日(金)です。

ALBERTの株主は、売買最終日までに売却しないと、9,180円で強制買い取りとなります。12月28日以降、「9,180円×株数」の投資資金が戻ってきます。

株主のみなさん、どうもお疲れさまでした。

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