マリオンの株式分割と配当金、株主への影響について
マリオンの株式分割の主なポイントについて
2023年12月22日、東証スタンダード上場のマリオン(3494)が株式分割を発表しました。
・株式分割は「1→5」
・2024年9月期の期末配当から影響あり
詳細は以下の通りです。
マリオンの株式分割の詳細について
マリオンは2024年1月31日を基準日として、「1→5」の株式分割を行います。
現在100株の株主は、株式分割によって500株に増加します。ただし、全体の投資資金は変わりません。
(分割前)株価2,000円×100株=(分割後)株価400円×500株=資金20万円
株数が5倍に増えても株価が5分の1になるので、投資資金は20万円で変わりません。
2024年1月30日から株価が5分の1になります。29日(月)までが分割前の株価、30日(火)から分割後の株価です。
マリオンの配当金への影響について
マリオンは9月決算企業で期末一括配当銘柄です。毎年9月末に期末配当の権利がもらえます。
マリオンの配当金について
・2022年9月期の期末配当・・・1株10円
・2023年9月期の期末配当・・・1株14円
・2024年9月期の期末配当・・・1株2.8円(仮)
2024年9月期の期末配当から分割後の株主が対象になります。2023年9月期の期末配当については、1株14円に決定しました(※11月14日発表)。
分割前100株の株主(2023年9月期の期末配当)
配当金14円×100株=1,400円
分割前100株の株主の場合、配当金は1,400円(税込)もらえます。
分割後500株の株主(2024年9月期の期末配当)
配当金2.8円×500株=1,400円
同じ株主が2024年9月期の期末配当をもらうケースです。仮に前期と同じ配当水準を続けるなら、1株あたりの配当金が減っても株数が増えているので、もらえる金額は変わりません。
ただし、マリオンは業績の変動によって配当金額も変わります。「1株2.8円」ではないでしょう。
次回、2024年9月期の期末配当の権利付き最終日は2024年9月26日(木)です。配当金がほしい方は9月26日までに買えば間に合います。