日水製薬が減配と優待廃止で株価急落
10月29日14時、東証1部上場の日水製薬(4550)が2021年3月期の配当予想の修正と株主優待の廃止を発表しました。
・中間配当1株20円→10円
・クオカード、選べるギフトを廃止
詳細は以下の通りです。
配当予想の修正について
2021年3月期の中間配当が1株10円になりました。前期に比べて10円減配です。
2020年9月末の株主は、1株につき10円もらえます。例えば、100株の株主の場合
・配当金10円×100株=1,000円
となり、1,000円(税込)です。
期末配当は1株10円を予定しています。合わせて1株20円です。
株主優待の詳細について
(廃止になった優待)
(1)対象となる株主・・・毎年3月31日、9月30日現在の株主名簿に記載または記録された100株以上保有の株主
(2)株主優待の内容
・100株以上・・・クオカード500円分
・500株以上・・・選べるギフト2,000円相当
・1,000株以上・・・選べるギフト5,000円相当
日水製薬の株主優待はクオカードまたはギフトです。毎年3月末と9月末の株主は年2回、優待がもらえました。
2020年9月優待が廃止されて、2020年3月優待が最後です。
優待の権利が確定してから、後出しじゃんけんで廃止を発表しました。別の銘柄に乗り換える機会を失ったため、株主にとってダメージが大きいです。
日水製薬日足チャート
29日14時発表で株価が急落。その後もリバウンドなく下がり続け、1,000円割れになりました。
11月6日終値1,002円。
今後、優待廃止に気づいた投資家による売りが断続的に出る可能性があります。この銘柄には、しばらく近づかないほうが良いでしょう。